他人に利用されてしまう人の特徴

 
1. 自分だけではどうにもできないことについて
自分だけではどうにもできないことばかりにとらわれると、他人に振り回されることになる。
 
①他人からの承認を求める
自分自身の意見がどうであり、どのような結果が残せたかがいつも一番大事である。
いい人だと思われる必要はない。
他人から褒められるのを待たないこと。
他人の中には何をやってもケチをつける人がいるものである。
 
 
②拒絶を恐れる
・ノーと言われることを恐れないこと。
 他人だって何かを決めたり選んだりしながら生きている。
 今回は選ばれなかっただけで、その反対に、選んでくれる人も必ずどこかにいるものである。
 
・ノーと言うことを恐れないこと。
 それは本当にあなたが手助けするべきことなのか?
 それはあなただけが押しつけらけなければならないのか?
 自分だけが抱え込む不満なんてあっていいわけがないのである。
 
 
③相手からの敬意や愛とは勝ち取るものだと思っている
尊敬は、行動や振る舞いだけから得られるものではない。
元々無礼な人は、そもそもあなたに敬意を払わない。
あなたのことをどうでもよく扱う人も、かばう必要はない。
また、敬意や愛に打算的になってはならない。
無条件に愛することもあれば、愛されることもある、ということも学ぶこと。
 
 
2. 自分でなんとかできることについて
自分でなんとかできることも増やさないと、他人の人生を歩むことになる。
 
①自分の関心ごとには無関心
自分のしたいことは何かをよく知り、行動に起こせること。
その時に相手を怒らせることもあるが、それを恐れないこと。
自分を大切に扱わないことは、自尊心の欠如につながる。
白か黒かの二択だけでなく、妥協点を見出すことだっていつでもできるのだと知ること。
 
 
②許容範囲を決めていない
自分の中で確固たる許容範囲を決めること。
他人にその境界線を越えさせないこと。
何でも賛同する人が尊重されることはないのである。
 
また、 不必要に自己犠牲を選択しないこと。
言うべきことはきちんと主張すること。
してほしくないことをされたら我慢しないこと。
嫌なことは嫌だと言わないと、誰にも気づかれない。
 
 
③問題を一人で抱え込む
問題をどう解決するかに焦点を当てることが最優先。
「何で自分ばっかり」と自分を苦しめたり、誰かを責めるのは意味のないことである。
 
周囲の人がみんな正しいとは限らない。
誰もがありがたがってくれるとは限らない。
問題を一人で抱え込んで何も解決できずに不平不満ばかり嘆いていれば、
あなたのことをさらに窮地に追い込む方が楽だと、他人から思われてしまうのである。
 
 
④自制できない
自分の事をよく理解せず、自分の事を大切に扱わない者は、他人に付け込まれる。
 
・自分の事を自慢する、ひけらかす
 自分についてのアピールは時には必要だが、過剰にする必要はない。
 自分で自分の価値を分かっていれば、誰にも証明する必要はないからだ。
 自分を信じて、ありのままでいられて初めて、他人に認められるものである。
 
・孤独を恐れる
 みんなと一緒にいられなくて寂しい、仲間がいない、仲間外れにされていると感じるなど、
 たいていのことは、自分で解決できることがまだ少ないことによる認識違いであることも多い。
 
 孤独とは、視点を変えれば自由でもある。
 一人でいられるからこそできる学習や体験だって必ずあるはずである。
 そのことに気づかずに一人ぼっちで固まって、身動きできずに震えていると、
 「待ってました」とばかりに他人から目をつけられ、思うままに利用されてしまうのだ。
 
 
一人で始めたからこそ築ける選択肢、自信、信頼関係もあり、他にもたくさんあるのだ。
だからまずは、自分で決めて、調べて、行動を起こし、成し遂げることを、一つでも多く増やすこと。
 
そもそも、あなたが他人から選択を迫られる状況になること自体、おかしなことなのである。
あなたのことを大切に扱わないような他人には、絶対に自分を利用させてはならない。