自分のほんの数分間を使って他人に親切にする事で、
その人にとっての一日を、最高の一日にする事ができることがある。
自分にとってはほんの数分間でも、その人にとっては受け取った親切を忘れないし、
この先何度も思い出したりして心が温まるということもあるだろう。
また、親切にした自分自身も気分が良いので、自分にも良い一日となる。
幸せが連鎖していくとはこういったことだろう。
しかし一方で、確かに親切は素晴らしいことであるが、
他人に対しての過度な親切には注意が必要なときもある。
人は親切にされ過ぎたり、それに慣れてしまったりすると、
あなたからには親切にされて当然だ、と思う様になりやすい一面もあるからだ。
放っておけば、あなたの親切に依存する様になってしまい、
自力で何とかする力も意志も、やがて失われてしまうことだろう。
だから、親切がその人をダメにしたり、親切をやめた途端に恨まれてしまう事もある。
子供を甘やかしすぎると自立が遅れたり、できなくなるのと近いのかも知れない。
