考え方の癖を改善するには

 
本番や試合で「今日はやる気が出なかった」という時、
「次の日は何をしますか?」ということです。
「自信がないから」、「緊張したから」、「練習不足を感じていたから」、
というメンタル面ことが原因なのであれば、
やる気を出すためのメンタルトレーニングを毎日することです。
 
具体的な方法として一つ上げるならば、
「取り組んでいる時の自分の独り言を書き出し、
その言葉を建設的なものに書き換える」ことです。
 
 ・気持ちで圧倒されて、何をしていいかもわからなかった。
  → この部分は段取り通りに慎重に行動できた。
 
 ・思い通りに動けない部分がたくさんあって、練習通りに出来なかった。
  → この部分とこの部分は良くできた。
 
 ・あの人に比べると、自分なんてまだまだヘタクソだ。
  → 以前の自分よりここが上手くなった。
 
 ・何回やっても、いつまでたってもできないし無理。
  → 10回中3回しか成功できていないので、まずは4回を目指そう。
 
やる気を出すためのメンタルトレーニングをして、
心理学などの学問をもとに、その現象を知って自分を知ることが必要なのです。
科学的根拠をもとに、データを取って改善することが必要なのです。
 
あるいは、現段階で「やる気が出なかった」という言葉くらいしか使えない熟練度にあるか、
何かショックを受けたなど、一時的に停止している状態に陥っているのかも知れませんが、
いずれにしても、いつもの基礎練習や筋トレでは関係性が見出せないでしょう。
 
毎日のトレーニングや土台作りとなる練習メニューは、
いつも通りの流れからその日の調子を知ったり、型となる動作や基本的な技術、
基本的な連係プレーを体に染みつけるためには役立つと思いますが、
多くの場合において、考え方の改善にはつながらないのです。