整理整頓ができるようになるには

 
①捨てる
不要なもの、迷うものは全て捨てることが先。
自分の人生の上での変化が激しいとき程、捨てるものが山ほど出てくるし、
捨てることでできたスペースに新しいものが入ってくるのである。
 
 
 
②一番お気に入りのものから使う
ここ一番で使えないものは、必要のないものである。
また、今あるものでお気に入りのものから使い、二番手以降は不要と考えること。
だからこそ、今必要なものを検討する時に、しっかりと選んで買えるようになる。
 
ちなみに、二番手以降は直ちに捨てなくとも、使いながら減らしていけばよい。
その方が、自分にとっての「所有の適正量」も分かるからである。
 
また、特に自分の部屋など、自分に向き合う場所ほどお気に入りを使うとよい。
普段のちょっとした外出や会社や学校などは、無くしたり、壊れたり、壊されたり、
馬鹿にされたり、最悪盗まれたとしても、ダメージのない物を使っておけばよい。
 
昔から「男子家を出ずれば七人の敵あり」などと言われるが、男子に限らず、
こういう時にお気に入りのものばかりを持ち歩いていたら最悪なことになる。
 
筆者も、冠婚葬祭などの重要な場面で使うものは、相手のあることでもあり、
大切な行事でもあり、失礼のないようにするためにもそれ相応のものを選んだり、
自宅や自分の部屋で使うものは、愛着を持って長く使えるものをよく吟味して選ぶ。
 
しかし、通常の仕事や習い事やちょっとした集まりでは、
100均や、割安なものや、おまけで付いてくるボールペンくらいは平気で使う。
もちろん重要な人と会ったり、会議や商談の場の時では、
軽く見られるものは一切使わないのは当然であるし、
きちんとしたものを持っていること自体を普段からわざわざ口にすることはない。
 
 
 
③ルールを作る
 (1)タイミングが来たら捨てる
  使わずに一年過ぎたら捨てるなど。
 
 (2)定位置を決め、使った後は必ず戻す。
 
 (3)予備や在庫の適正量を定める
 など。
 
 
 
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整理整頓は、年末の大掃除のように一日で集中して頑張ることだけでなく、
今日の自分にできる範囲でできることを日々継続させていく種類のものもある。
シビアにすべきところだけはしっかりと見定め、あとは気楽にやっていくとよい。
 
一日の中で無駄な時間を減らすことができれば、
その分、物理的、精神的、時間的な負荷をなくすことができる。
 
しかし、整理整頓についてどうしようかと、あれこれ悩んでいる時点で誤りだろう。
「整理」とは不要なものを処分する、言わば「捨てる」ことであり、
それがなければ、秩序立てて整える「整頓」という行為はできないからである。