色々と気付き過ぎて疲れてしまう時の対処 メモ

 
 現代社会では、HSPと言われるように、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすい特性を生まれつき持っている人というのはいるものだが、たとえそうでなくとも、色々悩んだり神経を研ぎ澄ませていると敏感になってしまうことはよくあることだ。
 しかし、他の人が気付かないことに気付くことができるということは、そこにもメリットはあるものだろう。
 
 ただ、色々気付きすぎたり気を回しすぎたりして疲れてしまうと言う場合は、自分の状態のオンとオフについて意識をしてみるとよいだろう。
 もちろんHSPの人を悪く言っているわけではないし、そうでなくても、少なくともオンとオフの状態というのは使い分けられた方がよいということである。
 
 例えば、仕事の時間などは自分でコントロールすることができないし、会社や顧客に対して思うままに自分の本音を主張し続けていくということはなかなか難しい。
 会社の時間であればその会社の一員として振る舞うということが要求されるのは当然だろう。
 
 しかし、終業後に帰宅した後には、細かいことはいちいち考えるのをやめ、のんびりすることに専念してみるとよい。
 自分の時間にしっかりリラックスをするということが、オンとオフの状態を切り替えるためには大切なのだ。
 
 
 
 最も簡単なのは、入浴することであろう。
 入浴中はあまり考え事をせず、気持ちよくて穏やかな状態を作るということが、リラックスすることに繋がるのだ。
 入浴だけに限らず、自分一人の時間にはリラックスすることを意識して生活するということだ。
 
 気を付けておくことは、「時間が空いたらすぐにスマホを触ってしまう」ということである。
 スマホでは色々な情報を見てしまうので、そこでまた色々なことに気付いたり、知らなくてもよかったことを知ってしまったりして、余計に疲れてしまうことの原因になるからだ。
 色々と気付いてしまって疲れるという時には、まずは情報を遮断してみる方がよいのだ。
 
 何でも調べられ、知ることができ、自分でやれることが増えた時代だが、何もしないでボーっとする時間も少しくらいは必要なのである。
 他にも、就寝前には明かりを暗くしておき、自分と寝床以外には余計な情報が目に入らないという環境を作っておくことも大切だろう。
 
 社会人としては、仕事をしている以上様々なことに気を遣うのは仕方がないことだ。
 だから、今までよりも少し意識してみて、終業後の自分の時間を楽しんだり、ぐっすりと睡眠をとって明日のためにリラックスして今日を終えたりするために、自分なりのリラックスの方法を工夫して作っていくことが大切である。