①一人の時間を持つ
ただ一人でボーっとする時間を作る。
場所は、家の椅子でも、カフェでも、自分の好きな場所の景色を見ながらでもよいです。
これは、今まで休みもそこそこに忙しく使っていた頭をゆっくり休めるための時間を作ることと、今の自分に必要なものが心に浮かんでくる瞬間を感じるために必要な時間です。
人生を向上させる知恵や閃きは、一人でボーっと考えている時に出てくるもので、今の自分に必要なものが浮かんでくれば「それが何なのか」がよりハッキリ分かってくるし、「それを解決するためにはどうすればよいか」という知恵も浮かんでくる。
こうした時間をきっかけとして次のステップへと繋げていく、ということです。
肝心なのは、自分自身の時間をどうしていくか、どう立て直すかということですから、誰かの都合に合わせて考える必要はありません。
せっかく自分と向き合う時間が作れたのに、「でも○○さんは…。」と考えることになっては元も子もないのです。
自分の時間、人生、決断は大切にしていきましょう。
― 無駄に誰かの人生を生きないこと (スティーブ・ジョブズ) ―
②行動しながら考える
一人の時間を作ってボーっとしてある程度の休息を得ても、この先もずっとそうしたままでいることはできません。
自分の中の正解や本心に近づく道筋をつけるためにも、まったく行動しないということは避けた方が良いでしょう。
人生を変えたいと思っている時にすべきことは行動であり、「動きながら、行動しながら、アウトプットしながら考え、進めていくこと」です。
たとえ小さくても今やりたいことから始めればよいのです。
人は先のことを考えるほど不安で行動できなくなるものですから、そういう状態に陥ることもあるかもしれませんが、失敗した時のことは失敗した時に考えることにして進めていかないと、「やらない」という結論になる確率も上がってしまいます。
また、もし失敗や挫折をしたとしても、その時に得た情報も含めて、「上手く言った点、うまくいかなかった点、次にどうするかを整理し理解しながら、次にするべき行動を修正していく」ことが大切です。
行動しないと自分の持つ情報が少ないままですが、このように「インプット、アウトプット、フィードバックのループを回す」ことで、試行錯誤しながら求めているものや正しい答えに近づいていき、最終的に上手くいったことが、その人にとっての正しい答えとなるでしょう゜。
②ToDoリストを活用する
忙しさとは、実のところは「そう思う心」があるだけであり、実際にやるべきことに押し潰されているからかというと、必ずしもそうではありません。
何かをしている最中でも「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と感じている心の状態が忙しさの正体だということです。
あれもこれも考えて集中力が分散することで、やるべき作業が遅くなり、疲れてやる気がなくなり、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。
こうした状態は、心理学ではモンキーマインドと呼ばれることもあり、その他にも「一度注意が削がれると、集中を元に戻すには23分かかる」という研究結果などもあります。
そして、これを避けるためには「ToDoリストを活用する」のが良いでしょう。
①のボーっとした時間の活用も良いですね、手数は多いに越したことはありません。
今やるべきことをToDoリストとして「紙に書き出す」ことで、一旦は頭も心もスッキリできます。
その後に「優先順位をつける」ことで、やるべき優先度の高いものから一つ一つ取り掛かっていきます。
そうすれば余計なことを考えずに作業に没頭する時間もできるし、今までよりも生産性も上がるし、小さな達成感を積み重ねることもできますから、頭や心への負担も今までよりは軽くなり、少しでも前向きな気持ちになれるでしょう。
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自分の人生をより良いものにするには、今日を一生懸命に生きながら、思いついたことや明日にやりたいことなどを書き出しておき、明日はそれをこなしながら、またやりたいことを書き出していく、という繰り返しを楽しみながらも淡々と続けていくことです。
また、やるべきことなどのように「すべき」の物事ばかりでなく、好奇心でやりたいと思うことや、息抜きや遊びの予定もしっかりと書き出して、先に予定に組み込んでおくことです。
特に寝る前などに書き出してスッキリしておけば、寝つきも良くなるでしょう。
やり始めた以上は本気でやり抜くという気持ちも必要ですが、かえってくる結果は良くても60点くらいのものであり、100%の成功か失敗かという二択ではありません。
だから、一度の挑戦で一喜一憂せずに、修正を重ねながら100点に向けていくという姿勢で肩肘張らずに臨むのが良いでしょう。