面倒くさくてできないことを強制的にできるようにする方法


 人それぞれに、やる気や、面倒くささや、恐怖心などが原因で、本来は普通にやれていることができなかったりする場合があります。
 そのような状況に手軽に対処するための方法としては、ルーティンを組んでいくという方法があります。

例えば、朝のルーティン であれば、
 ・目が覚めたら仰向けになって手を上に伸ばして30秒グーパーする
 ・30秒かけてゆっくりとうつ伏せになる
 ・30秒かけてゆっくりと布団の上に正座の状態になる
 ・30秒かけてカーテンと窓を開けて換気する
 ・1分かけて布団をしまう、または、ベッドメイクする
 ・1分かけて部屋着に着替える
 ・窓を閉めてトイレに行く
 ・洗面所に行って歯磨きと洗顔をする
 ・キッチンに行ってコップに一杯水を飲む
 ・朝食をとる
 ・身支度をする
 ・会社(学校)に行く

 上記のルーティンだと少し細かいですが、「自分なりのルーティンを作ってその通りにやる」ということが重要です。
 逆に言えば、それさえ済ませば作業完了(準備完了)できるというものを作っていくことです。

 最初は細かいことは考えず、やること一つからでも良いです。
 もし抜けや漏れが気になったら、後から付け足せば良いです。
 より良い順番になるように入れ替えたければ、そうすれば良いです。

 一先ずは、毎日こなしていくことを、何も考えずに一連の流れを終えられるようになることです。
 「何からやればいいだろう?」、「次どうしよう?」と考えるから、嫌だとか面倒くさいとかいうことになるのです。
 「どうしよう?」などと考える隙も与えずにルーティン通りに動いていくということが大切なのです。

 とは言え、最初から全ての工程を一つ一つ細かく作ってしまうとかえってうまくいきませんので、まずは大まかにルーティンを決めるようにすると行動がしやすくなります。
 大まかでも作ってやりさえすれば、手直ししたり、作り込んだり、隙間を埋めたくなるのが人間です。
 しかし、もしルーティンが決まっていなければ、次に何をするかを毎回考えることになるので、気が散ったり、忘れたり、頭が回らなくなったりしてその都度立ち止まることになり、あっという間に面倒くさくなってやりたくなくなってしまうのです。

 何でもそうですが、毎回行き当たりばったりで考えていると絶対にうまくいきませんので、最初は当たり前にできるレベルの行動でルーティンを決めて、その通りにやるとよいでしょう。
 そして、その人に合ったやり方で仕事や勉強を始める前のルーティンを作ったら、やりながら改善していくしかないのです。
 ネットでも動画でも少し検索してみれば色々なやり方が出てきますので、自分に合うものを見つけて取り入れていけば良いと思います。

 ちなみに筆者は、スマホのアプリで「ルーチンタイマー」というものを使っています。
 開発元は日本のFREE COLORSという会社で、GoogleにもAppleにも対応しており、シンプルな作りでとても使いやすいです。
 作業名と所要時間を設定して開始ボタンを押せば、一連の作業が完了するまでカウントダウンしながら次々と進めるので強制的にやることができる環境を作れる上、読み上げ機能がついていたり残り時間のアナウンスも設定できるので便利です。