①つまらないことを淡々と続けることができる
成果を収めるには「やるべきことを淡々とやり続ける」ことです。
仕事にしろ勉強にしろ決して楽しいことばかりではありませんが、成功するにはそれが最も大切なことなのです。
周りに地味だと言われても、基本となることはしっかりと身に付け、磨き、応用できるようにしていき、淡々とこなしていかれるようにすることです。
それができないうちから自分のやり方にこだわって色気を出したり、つまらない古臭いといって目新しい方法を見ては試したり、一発逆転や一獲千金を狙うから失敗しやすくなるのです。
②個性や独創性を無理に出そうとしない
どんなことでもまず最初は、「型」の通りにできることが大切です。
その型の通りにやってみて、一定の期間続けて身に付けていく中で一定の成果も出てくるものです。
また、型通りにやりつつ習熟度を上げていったり様々な勉強を通じていく中で、その人の個性や独創性といったものも自然と出てくるものです。
もし自分が取り組むことについて型が存在するのであれば、真っ先に取り組んで身に付けることです。
型は結果を出せる王道のやり方であり長い年月をかけて洗練されているのに、それを飛ばしていきなり自分なりにやろうとしてこだわるから失敗するのです。
型通りの小さな成果の一つも出していないのに、オリジナリティだのこだわりだの、なんだかんだと求めるのは現実的でもないし、ただの自己満足に過ぎないのです。
③素直さを身に付ける
成長の早い人は、教わったことを素直に実行しているものです。
教える側にいる人や教えることが上手な人も、人から言われたことを素直に吸収していく人がほとんどです。
実際素直にやれるし、ほとんどが型通りにできるから、教える側を任せることができるのです。
教わる側は、教える人が「このやり方で上手くいくよ」と教えてくれている時は、最初からその話を素直に聞いて、すぐやってみることが最優先となります。
教えてくれる人が自分の側で見てくれているうちに教わったやり方でできておかないと、後になってからではできているかどうかが分からなくなるからです。
「自分のやり方」は教わったやり方に慣れた後に、探したり思いついたりしてやってみるので十分です。
それを「自分のやり方はこうだから」と頑固になっていては、伸びるはずのものもなかなか伸びていかないことになります。
④知識と行動は一まとまりで考える
知識も行動も、どちらも同じくらい大切なのは言うまでもないことです。
行動することによって、
・今まで知らなかった物事を実際に知る
・机上の空論や不安や迷いに使う時間が減る
・頭で考えているだけの状態よりも経験や記憶がしっかり身につく
ということができるからです。
しかし、知識があることによって、
・行動の選択肢が増える
・行動する前の段階で、段取りをつけたり、時間を短縮したり、リスクを回避でできる
・行動をした時や後に得られる学びがより深くなる
という繋がりを持たせることができるからです。
⑤長く使う技術を身に付ける
長く使う技術は、早いうちから身に付けておくことです。
それも、可能な限り正確に身に付け、長く丁寧に使い続けることです。
例えば、言葉に関わるものなら、字と文章それぞれの読み方と書き方、話し方、聴き方、キーボードのタイピング、などということです。
それをできるだけ正確に身に付け、いつでも使えるように磨き上げながら、丁寧に使い続けるのです。
教える人はこれを指導することになりますから、これのさらに高度なものを身に付ける必要が出てくることになります。