聴く力を持つこと。
例えば、
・何度も繰り返す話
・一見矛盾しているように聞こえる話
・今の自分には難しいと感じる話
・一般常識をかけ離れた話
・耳に痛い、頭や胸が痛くなる話
・いつかどこかで聞いた記憶があり、今あらためて気になる話
時には、ただ漫然と「聞く」とか、受動的に耳に入ってくるとかだけでなく、
自発性や積極性を伴った体勢を作って「聴く」ことも大切である。
念のためだが、今現在で人生の最優先事項に脇目も振らずに取り組んでいたり、
愚痴や誹謗中傷などのろくでもない類の場合は、話は別である。
朝食を浸透させたのはエジソンだというエピソードがある。
それまでは人々の食事の習慣は、1日2食、朝と晩にとるのが主流であったが、
自身の提唱に加え、企業戦略、消費を促す経済政策などの背景もあり、
トースターと一日三食が広く普及していったという(おおよその)話である。
ここではそのエピソードの詳細や正確性については言及しないが、
このようにトースターと経済政策などの掛け合わせをするビジネスセンスがあって、
世の中に浸透させることができたことからこそ、
他の発明家よりも群を抜いてエジソンが知られるようになったのだろう。
この話に限った場合、聴く力あったからこそ得られた(気付けた)ポイントには、
その一つとして、例えば、「掛け合わせ」があるだろう。
自分自身の技術・能力や、身近な環境などを見回してみて、
「今後をより良くするために次にとるべき行動は何か」ということについて、
考えを巡らせる参考にしたり、さらに実際の行動に移すことが出来れば、
聴く力をうまく使えた、ということになる。