前提として、「痩せる=体脂肪の減少」の取り組みであるとする。
●体脂肪が消費されるまでに辿る過程
①肝臓内グリコーゲンを消費する
②筋肉内グリコーゲンを消費する
③不足したエネルギーを体脂肪で消費する
1. ③への到達を妨げるためやめた方がよいこと
(1)甘い飲み物
(2)甘いお菓子、ポテトチップスなど
(3)満腹まで食べること
特に(1)(2)は、美味しさが最大で飽きないように、満腹にしないように、
自分の意志からではなく、無意識でも食べ続けられるように、
糖質、塩分、脂質の量や濃さが開発段階(実験)から調整されているため、
意識して減らしていく必要がある。
2. 自分を顧みた方がよいこと
(1)減量開始前からの飲酒量(酒を飲み続けているかどうか)
断酒、休肝日を設ける。
(2)一日の活動量
3000歩/日以下では活動量が圧倒的に少ないとされる。
(3)現在の筋肉量
女性で15㎏、男性で22㎏以下では少ないとされる。
3. 水分で減らさない
水分をよくとること。
水を体から排出するのにエネルギーがいるため、水を飲むと体脂肪は減りやすい。
減量中に水分摂取を減らしすぎて便秘になると、かえって体脂肪は増えていく。
「痩せる =体脂肪を減らすこと」が目的であり、体重を減らすことではない。
また、水を飲むと浮腫んでしまう人は、医師に相談することをお勧めする。