音楽には精神的に良い影響、良くない影響を与える場合があり、
その側面として「リラックス」と「興奮」という軸が考えられる。
例えば精神的に疲れている人や、メンタル疾患を抱えている人が、
外出や出勤をするために聴くならどちらの音楽がよいか、という点で考えると、
音楽が精神的に与える影響が受け取りやすくなるだろう。
※この例の場合はリラックス系の音楽がよいと考えられる。
・リラックス系の音楽
ゆったりしたクラシック、環境音、川のせせらぎ、風の音、波の音
・興奮系の音楽
ロック、ビートの効いたもの、大音量、激しくてテンポの速い曲
精神的に疲れている状態の人が激しい音楽を聞くと、
その人が好きであったとしても、余計に疲れてしまう。
反対に、実際に何かの作業をしていて、さらに活動量を上げたかったり、
今日こそ勝負の日ということであれば、興奮系の音楽もいいだろう。
自分の好きな曲を聴くとドーパミンが出ることが研究で分かっているが、
それを基に考えるなら、メンタルの不調の時はかえって逆効果になってしまいかねない。
今の自分の状態に必要なのは、自分の気持ちを上げる音楽か、
それとも落ち着かせる音楽か、ということを判断しながら、
その時の自分に一番合うと思うものを選ぶと良いだろう。