新しいことに挑戦するのが怖い時 メモ

 
 新しいことに挑戦するのが怖いのは当たり前だし、それは人間の本能でもあると言えるので、今の自分ができる範囲を少しずつ広げてみたり、超えてみようとして取り組んでいくのがよいだろう。
 
 
 
 人は、まだやったことのないこと、まだやったことのない仕事などを振られると、そこに恐怖を感じて「ちょっと無理なんで」と尻込みしてしまう。
 未知の物事には警戒してしまうということだ。
 これは人間の本能とも言えるので、そう思ってしまうのは決して誤りではない。
 
 また、多くの生き物というのは大昔から「縄張り」というものを持っていて、行ったことのないところに行くことに対して恐怖を覚えるものである。
 縄張りの外に出ると外敵ばかりだし、命を落とす かもしれないからだ。
 
 逆に言えば、自分の縄張りの中は安全であるが、そこを乗り越えてきたからこそ人類は成長したり、進化したり、新しい発明などをしたりして文明が発展してきたのだ。
 普通の動物では乗り越えられないはずのことを、人間の持つ論理的思考によって乗り越えてきたのである。
 もし既に知っていること、既にあるもの、知っている人だけで生きていかれたら、確かに楽だろうし恐怖なんて縁もなく暮らしていかれるはずだが、新しさも刺激も興味も何もないまま衰退していったのだろう。
 
 
 
 新しいことに挑戦するのが怖いというのは、人間の持つ本能というものが働き、ブレーキをかけているのだ。
 それさえ分かれば「なんだ、ただの本能だったのか」ということになるので、何も知らないよりは怖くなくなる。
 
 そこから挑戦してみれば、それなりに成否や気づきや感情の変化など何らかの成果が現れるので、「今までの領域をちょっとだけ超えてみよう」とするだけで良いと思えば動きやすくなることだろう。
 
 いきなり大幅に自分の範囲を超えようとすると手痛いしっぺ返しがつきものなので、「ちょっとだけ超えてみる」というのが新しいことに挑戦する時のコツである。