運がいい人と悪い人の違い メモ

 
 運がいい人と悪い人の差は何なのか。
 いわゆる「ツイてる」という状態は、運のうちには入らないと言われている。
 本当に運がいいというのは、「人生が順調である」ということだ。
 
 例えば人から慕われることなどがそれであり、運がいい人というのは、言ってしまえば「周りの人から愛される人」でもあるのだ。
 友達や会社の同僚、上司や先輩や取引先など、対象はいくらでもあるだろうが、例えば会社がなくなってしまった時に「じゃあうちにおいでよ」と誘ってもらえたり、「付き合う相手が欲しい」と思った時に友達が紹介してくれたりする。
 こういうことがよく起こるのも、運がいい人の特徴である。
 
 また、運 という字は「運ぶ」と書き、全ては人が運んできてくれるものである。
 お金や感情に足が生えて勝手にこちらに来てくれるということはない。
 運がいい人になるには、多くの人から愛されることが条件なのだ。
 
 
 
 では、人から愛されるにはどのようにしたらいいのか。
 
①黄金律を学ぶ
 例えばキリスト教にある、「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」などがそれである。
 これは、人を喜ばせることであり、日本語だと少し難しいが「利他の精神」ということになる。
 また、黄金律は宗教だけに限らず、人間関係、成功法則、ビジネス書など、あらゆる分野に共通していることでもあるので、そうした「分野をまたがっても共通して大切なこと」は必ず押さえつつを学んでいくと良い、ということだ。。
 
 ただ、利他に関して言えば、世の中には、人に親切な人、普通の人、ずるい人などがいるため、ズルい人にまで親切にしないことである。
 また、世話焼きになりすぎないことである。
 自分を犠牲にしてまで無理をして他人に親切にしたり、無償の愛を注ぎ続ける必要はないのだ。
 
 
 
②普段から笑顔にする
 たくさんの人を喜ばせようと思ったら、多少の無理はせざるを得ない。
 他人に親切ばかりしていたら自分の時間が削られるのは当たり前だし、無理するなと言われたって無理である。
 しかし、レベルの高い人はどのようにしているのだろうか。
 
 普段から笑顔の人はそもそも印象が良いので、多少の失敗やミスなどは教えてもらえたり許してもらえたりすることが多い。
 また、元気がなかったり失敗が続いたりしていると、周りが心配してくれることが多い。
 笑顔でないということは無表情ということであり、無表情というのは周囲を不安にさせやすいのだ。
 
 人は不安になると脳の扁桃体が興奮する。
 そうすると脳は、攻撃するか逃げるかの二択になる。
 
 だから笑顔のない人は、ひどく怒られたり人から避けられたりするのだ。
 つまりは人から愛されないということなのだ。
 
 
 
③相手の自己重要感を上げる
 自己重要感とは、「人から認められたい」とか、「価値のある存在でありたい」などという欲求である。
とても強い欲求なのに滅多に満たされることがない欲求なので、おそらく 大勢の人はこれが欲しいはずだろう。
 
相手の自己重要感を上げるには、「よく話を聞く」、「褒める」、「感謝する」ことである。
なぜなら、人は自己重要感を上げてくれる人を好きになるからだ。
 
 その反対に、不仲になってしまっている人は、「自分を見てくれない」、「褒めてくれない」、「感謝してくれない」いうような人は愛せないと考えると分かりやすいだろう。
 ただ、一回で絶大な効果がずっと続くかと言うとそんなことはなく、普段からの積み重ねが大切だ。
 
 であれば、最初から自分の相手の自己重要感を上げるつもりでいればよい
 その結果は何倍にも何十倍にもなって返ってくるのである。
 
 
 
 
 最後にもう一度言うが、ズルい人には親切にしないことである。
 ずるい人に好かれたらそれは不幸の始まりであるため、決して喜ばせてはいけないし親切にしてもいけないのだ。
 
 また、人間の遺伝子には、「人を喜ばせると快感を感じる」という仕組みが組み込まれている。
 つまり黄金律を学ぶことは、快感を感じながら、人に愛され、運が良くなる、ということなのである。