目標を立てたらその後どうするか

 
 目標を立てたらそれを実行するために、必ず毎日見返すことが重要である。
 なぜなら、「忘れてしまうから」である。
 人が自分で立てた目標を達成できない理由はここにある。
 
 誰であれ、覚えてもいないことを実現することは不可能なのだ。
 だから、毎日見返したり、言葉にしたり、書き出したものを読み上げたりできるようにするとよい。
 できれば、暗唱できるようになるくらい毎日続けるとよい。
 
 例えば会社なら、社訓や経営計画などを全員で読み上げたりする機会がある会社もあるだろう。
 学校なら、校訓を読み上げたり校歌を歌ったりする機会があるだろう。
 習い事なら、特に武道なら、その道場に掲げた訓示などの教えを全員で言ったりするだろう。
 
 大切なことを忘れると行動のしようがないのだから、このように繰り返して身につける過程もあるのだ。
 その環境において大事なことなのだから、面倒でもやるしかないのである。
 
 さて、個人の目標の範囲で言うなら、とにかく忘れないために毎日見返すということが大切だ。
 特に、学校に在学中の間に必ず達成したいなどの「期限がある中での夢や目標」や、「人生をかけて必ず実現したい夢や目標」というのは、個人の中であってもかなり優先順位の高いことだろう。
 
 やり方は、部屋に貼り出しておくでも、手帳の最初の方にまとめて書いておくでも、パソコンのデスクトップの壁紙にするでも、スマホのホーム画面にするでも、個人の好きでよい。
 それを一日の最初に目につく場所や、一日の最初に手にするもの、毎日使うもの、毎日目にする場所などに見えるようにしておいたり、手に取って見返しやすくしておくことだ。
 
 自分から何度も反復できるように仕組みを作って忘れないようにして、それを習慣化してしまうのである。
 且つ、実現のための行動を取り続けるようにしていかなければならない。