片付けをやろうやろうと思って今日も忘れてできなかった時には

 
 基本的には、メモや予定表などに書きとめておき、後で見返しやすいようにしたり、見返す回数自体を増やしていくようにすることです。
 しかも、片付けをしようと頭の中で思い描いたり、ToDoリストなどに予定として記入する時に、ただ単に「片付け」とだけ思ったり予定に書いたりしないことが大切です。
 
 もし書くとしたら、例えば「机の右側の一番上の引き出しを片付ける」などと、より具体的に書くことです。
また、「制限時間は20分」などと事前に時間を決めておき、カウントダウン式のアラーム付きタイマーで測りながら実際の作業を進めるとなお良いです。
 無事に作業が終わったら、片付けのルーティン表に「机の右側の一番上の引き出し」と記入します。片付けを毎日やるか週〇回やるかのペース配分は人それぞれですが、今回片付けたところを書き出しておくだけでも次回の備忘メモにもなります。
 
 勢い付いたから二段目の引き出しもやりたいというのであればやってもいいのでしょうが、一先ずは明日の予定に記入しておき、明日やればよいでしょう。
 そもそも忘れてしまうのを何とかしたいのですから、目に見える形で見やすいように記録したり、見返したり、カレンダーやスケジュール表などに組み込んでいく方がよいのです。
 もちろんその予定について書き出すときは「机の右側の二段目の引き出しを片付ける」です。
 
 片付けのやり方は人それぞれにあると思いますし、本でも何でも様々なやり方が出回っています。
 もし自分が一気に大掃除するタイプでないならば、上記のように普段から地道に一箇所ずつ綺麗にしておくというやり方もありますので、試してみる価値はあるでしょう。
 
 でも、少なくとも冒頭のように、ざっくりと「片付け」という感覚のままいつまでもいることは、何がしかの改善が必要かもしれません。
 自分の中で今よりもはっきりと言葉にできたり、大事なことなんだと認識できるようになってくれば、自然と自分が物事に向き合う姿勢も変わってきます。
 そして、やっていくうちに、「どの場所を」、「どれくらいの時間で」、「どれくらい念入りに」、「どれくらいの頻度で」片付けたいのかも把握できるようになり、忘れちゃう程度の認識も改善され、重かった腰もより上げやすくなることでしょう。
 
 せっかくの人生ですから、いつでも身綺麗にし、現在の自分に最もふさわしい物を使い、心も体も頭の中もより良い状態であり続けたいものです。