なぜ夢や目標が実現できていないのかを考える メモ

 
 なぜ自分の夢が実現できないのかという時に最も考えられるのが、「何を実現したいのか、自分でよくわかっていない」ことである。
 
 例えば、お金持ちになりたいのなら、「では、いくら稼げればお金持ちと言えるのか」と聞かれたらよく分かっていない、というのではよくないだろう。
 しかも、自分の中でいくら稼げたらお金持ちなのかの定義が、年収1000万円なのか、1億円なのか、10億円なのかでかなり変わってくる。
 ということで、「夢が漠然としている」ということが理由の一つにある。
 
 漠然としてしまうと、仮に5年後に年収1000万円を超えたとした場合、実際はまあまあなお金持ちと言えるのだろうが、ゴールがはっきりしていないから「いや、もっとないとダメだ」となる。
 そうして永久に青天井になってズルズルといってしまう。
 目標がなぜはっきりしないのかと言うと、その目標を自分で自分の言葉にしていないからなのだ。
 
 また、期限を設けていないことにも因るだろう。
 例えばダイエットをするとして、「2023年の10月1日までに体重を○kg台にまで減量している」というようにするのが目標を設定する上ではより適正と言えるだろう。
 そうすれば、例えば70kg台にまで減らしたいとして、70.9kgは良いが、71.0kgでは及ばなかったとなる。
 
 こうしたところを含めて、目標を期限付きでより詳しく描いたり、数値化してみたり、それを他の人に話すというように、言語化していくということが大切である。
 目指す方向がはっきりしてくればしてくるほど、それに必要な行動、条件、段取りなども見えてくるようになるのだ。
 
 
 
 次に、「目標が何だったのか忘れてしまうから」というのも原因の一つと言える。
 
 本当に達成したい目標なのであれば、いつでも見返すことのできるところに書き出しておくべきだろう。
 一昔前の受験でよくあるような、「絶対〇〇大学合格」のように部屋に貼り出したり、手帳の最初のページに書き込んでおいたり、パソコンのデスクトップやスマホのホーム画面の壁紙として設定しておくのである。
 
 自分が何か行動を起こす時や、一日の最初に必ず目にするところに見えるようにしておくなど、何かあれば都度目標を見返すことができるようにして、或いは、強制的に目に入ってしまうような仕組みや作りにするようにして、自分の意識にすり込んでいくということが大切である。