「他人が自分の思った通りの行動をしてくれない」というのは当たり前のことである。
本人が自分から「変わりたい」と言っているのなら、アドバイスなりカウンセリングなりをする方法はあるので話は別だが、そうでないのなら、人間が他人の性格や考え方を思った通りに変えることなどできはしない。
だから、思った通りに動かそうできなくてイライラするのではなく、考え方を変える必要がある。
他人に対してイライラしてしまう場面は、誰にでもいくつかあるだろう。
そういう時は、「他人の課題」と「自分の課題」に切り分けることである。
例えば、宿題をしない子供がいた場合、宿題をやらなくて困るのは子供なのだから、子供の課題であって親の課題ではないということだ。
それなのに、「あれをしろ、これをしろ」というのはただのお節介である。
また、他人をコントロールしようとする関係でもあり、自分自身でストレスの原因を作っているということにもなる。
だから、その結果イライラしてしまうのは、当然なのである。