「このままで良いのか、今のままの自分で良いのか」という問いは、普段から自分自身と向き合っていたり対話をしていないとなかなか出てこないものである。
結論としては「このままで良い」のだが、インプット、アウトプット、フィードバックのサイクルを回すことは怠らないことである。
いつでも、自分なりに新しいことを勉強をしたり取り入れたり知識を得て、その学んだことを実践したり誰かに話したり書いたりまとめたりして行動に移し、やってみた結果うまくいかなかった点を修正したり改善して次につなげていくことは続けていく必要がある。
そのサイクルを一巡させるだけで、自己成長としては1ステップ上に進むことになる。
その1ステップが大きなものか小さなものかは人それぞれだが、とりあえずは階段を一段上がれる。
そして、サイクルを一巡させる回数が多ければ多いほど少しずつ着実に進めていかれることになる。
自分が変わったという変化を自分で感じることは直ぐには分からないものだが、ある程度のステップ(自己成長)を経てから今までの自分を振り返って俯瞰して見てみると良いだろう。
今の自分がかなり成長していることや、「自分は今まで何てくだらないことで悩んでいたんだろう」と思えることも多いはずだ。
手間や時間がかかってもどかしいかもしれないが、こういうことはある程度成長したからこそ、昔の自分と今の自分を比較できるようになるのである。
誰でも「このままで良いのか、今のままで良いのか」と悩むことはあるだろうが、今の状態で今の自分を観察したところで、その時点で自分のやり方や生き方が正しいのかなんて分からないのだ。
今の自分がいるステージでは、俯瞰したいと思っている自分もまだ同じ高さにいるため、客観的に見ることができないから分からないだけなのだ。
だから、インプット、アウトプットフィードバックをして自分を少しずつでも成長させる必要があるのである。
少し階段を上って成長した自分で同じ課題を考えられるようになると、改善点が少しは見えてくるものだ。
山登りや神社などの階段上りをした時に、しばらく登った後に急に視界や風景が開けるのと同じように、人生の場合も少し高い所に登れば見え方も変わってくるのだ。
要は、「その時に悩んでいた過去の悩みは、実は大したことがなかった」と気付けるようになるのである。
そうとなれば、今の時点で分からないことはそのままでも良いので、実際にインプット、アウトプット、フィードバックをして少しだけ成長してみるということを、何巡かするくらい続けてみることだ。
そうすると、どこかの時点で悩んでいた答えが開けるということが起こり始めるのである。