本や映画の理解を深め、感想や書評を上手に書くには


①見たり読んだりする前に、その対象について調べる
 インターネットでもなんでも良いので、事前に知ったりある程度理解しておくとよい。
 自分の力だけでは事前の理解が不十分と感じたら、書評や解説サイト、他の人の意見を参考にしてみてもよいだろう。

 ただし、そこで他人の見解に納得してしまい、その記憶として終わらせてしまわないことである。
 自分の理解や意見が残せると尚良いし、だからこそ自分なりの感想が上達することにつながるのだ。

 

②読んだり観たりしたら、すぐに頭に残っていることをすべて書き出す
 形式にこだわらず、アウトプットすることを優先して感想を書いていく。
 慣れてくると、アウトプット前提でインプットすることができるようになり、感想を書く時間も短くなるし、要点も整いやすくなる。
 後でアウトプットしないといけないからと、詳しくインプットをすることができるからである。

 これをしておくだけでも、次のステップもやりやすくなる。

 1)親しい人や友人などに感想を話す
  読んだり観たりした内容を人に説明するということである。
  そのためには、全体像やポイントなどについて深く見ていないといけない。

 2)文章にまとめる
  以下のようなポイントを型として持っておくと、まとめやすくなる。
  ・構成を決める
    例:あらすじ → 序盤 → 中盤 → クライマックス → 感想や考察
  ・キーワードを3つ決め、それを広げていく。

 

③「どんな気づきを得たか」を書く
 「読んだり観たりしたものから自分がどんな気づきを得て、自分がそれを書く意味は何なのか」という流れにするだけだけでも、「自分だけのもの、独創性や個性」といったものを表わすことができる。
 自分用に残すのなら好きなやり方や着眼点でやると良いが、その好きなやり方や着眼点を積み重ねて磨きをかけていけば、誰にも真似できない表現になれたりするものだ。
 重要な箇所を抜き書きしたり、あらすじなどで内容をなぞるだけのものは、どうせ誰が書いても同じなのである。

 自分なりの気づきがあるから、それをもとに行動が変わってゆき、さらにその行動が継続すると習慣になってゆく。
 もちろんそうなれば最高の読書や映画の見方というものになるのだろうが、行動を変えたりより良いものにするためにはやはり気づきが必要であり、そこが出発点となるのである。
 だから、読んだり観たりした結果「何に気づいたのか」ということを書くと良いし、その気づきが他人にとっては参考になることもまた多いのである。

 もう少し言えば、他の人が自分と同じものを読んだり観たりしても、自分と同じような気づきがあるとは限らない。
 その反対に、他の人の気づきが自分にとっては大きな学びに繋がることもある。
 自分が読んだり観たりしたものから「何に気づいたのか」ということを自問自答しながら文章を書くことで、自己成長としても進歩するし、読んだ内容も忘れずに定着することに繋がるのである。