うまくいかない時にこそ冷静になって思い出したいこと


 物事がうまくいかない時は、訪れてほしくなくても訪れるものです。
 仕事一つとっても、練習一つとっても、「一先ず時間を空ける」、「できるまで反復する」、「やり方を変える」など様々な対応があります。
 問題解決のためには「やり方を変える」という対応が多くあるかと思いますが、そのような中でも「自分自身が変化しつつ少しでも成長に繋げる考え方」を意識して選んで行くことが大切です。

 

①「どうしたらできるだろう?」と考える
 筋道立てて考えることによって、より具体的な解決方法や、感情を取り除いた論理的な道筋を見つけやすくなります。
 しかし、これを「なんでうまくいかないのだろう?」と考えてしまうと、できない理由を探して自分に向けてしまうことになりかねません。
 その考え方だと欠点や後悔を見つけてしまいやすくなるため未来にも消極的になり、やる気や自信を失いやすくなってしまうのです。

 ですから、いくらうまくいかない時期に陥ってしまっているとしても、せっかくより良い人生にするために頭を使うのだから、どうしたら楽しくなるだろう、売れるだろう、良い縁になるだろう、やる気になるだろう、というように考えていくことです。
 その方が、前向きで希望の持てる道筋を見つけやすくなります。

 

②良い方法を知ったら実際に試してみる
 読書からでも、動画からでも、仲間内から何かを教えてもらうにしても、何か良い方法を知ったら実際に試してみることが大切です。
 「適切なやり方をやっていないからうまくいっていない」ということはよくあることです。
 うまくいかない人ほど、そうした情報に耳を傾けないものだし、知ったところで試さないし、説明書もヘルプも読まないし失くすし、何にも調べないで「わかんない」となっているだけなのかもしれません。

 「自己成長をする人ほど知的好奇心や実験精神が旺盛」と言われるように、新しく知ったことをとりあえず試してみるだけでも自分に合うか合わないかが分かるし、より良い方法を見つけやすくなります。
 また、人間の脳は、一度でもより良い方法を覚えたらそれを当たり前にして、今までのやり方は自然とやらなくなっていくという作りになっています。
 であれば、より危険が少ない、より楽ができる、より近道である、より時間が短縮できる、と言われている「より良いやり方」を、どんな分野であっても様々試してみる方が、最終的にはうまくいく可能性も高まっていくのです(もちろん基本は身に付けたりやったりした上で)。

 実際のところ、世の中にたくさんある情報の中から、自分にとってより良い情報や、社会的に見てもより正確且つ一次情報と言われるものを取ることは、意外と簡単にできることです。
 しかし、そこから実際に自分が新たに得た情報について、勉強したり文章としてまとめるというアウトプットをする人は少なからずいるものの、実際に試してみる人、使ってみる人というのはもっと少ないのです。