①今にフォーカスする
過去にフォーカスしてしまうと、精神面の医療やカウンセリングなどであればトラウマを明らかにしたり、心の傷を癒す必要があるのでしょうが、それはプロでも難しいことです。
また、今起きていることの原因を根掘り葉掘り追及したり、徹底的に解明しようとしない気遣いも大切です。
それよりも、これからどう生きるか、行動の目的、今と未来を見てこれからどこに向かっていくのかという話にすると良いです。
②未来にフォーカスする
①と同じく、過去に起きたことをさらに決めつけたりしてしまうと、せっかく自分に話を打ち明けてくれた相手の事をがんじがらめにしてしまいます。
ですから、これからできることを話していったり、相手の視野がさらに狭まらないように、多面的な見で余裕を持って次につながるように聴いてあげる方が良いです。
こちらからの話が特になければ、今は相手の体を整えるよう、優しさを持って接してあげると良いでしょう。
③ポジティブなことを中心に聴く
嫌なことを話すのは一回だけにしておくと良いです。
何度も話すと記憶を強化してしまうからというのは。もちろん聴く側も同じです。
話の過程でネガティブな話が出てくることはよくあります。
しかし、ポジティブな心持ちで聴いていると、相手や起こった出来事に対する良い面や、良い着眼点も捉えやすくなるものですから、最終的には楽しい話、ポジティブな話で着地できるようにすると良いです。
悩みを聴く側にしても、その結果その事自体が良い経験となったり、似たような経験や対策として聴き手自らを省みる機会となったり、相手とさらに良い関係を築く機会につながった方がよほど良いです。
だからこそ、ポジティブな姿勢で聴くことは大切なのです。
