よく、人間関係なんて上っ面だけとか、人間不信だとか、友達がいない・少ないなどと言って人間関係構築のための初動を疎かにする人がいます。
しかし、どんな付き合いだって最初は表面的なところから始まって、そこから合う回数や時間を経て深い関係に発展していくものです。
ですから、最初は挨拶だけの関係だとか浅い関係だってよいですし、気軽に話せるお茶飲み友達くらいの関係だってよいのです。
その後に自然と関係が深まっていく時も、わざわざ「絆を意識してどうこう」などと意識しなくてよいです。
話したことがある人、面識がある人くらいでも構いませんので、最初のうちはそういう人を一人でも二人でも増やしていくということが、まずは孤独の状態を解消することに繋がります。
特に、「友達がいない」、「自分を心配してくれる人がいない」という人同士で友達になったらよいです。
そして、その人とのコミュニケーションも、一度切りではなく何度かはとっていくことです。
こういう状況の場合、恐らく相手から話しかけてくる可能性は限りなく低いからです。
また、こういう場合に限らずとも、新しい場所に行ったりすれば、人間関係が一からスタートすることがありますが、少しだけ勇気を出して自分から声をかけたり話しかけて、相手とコミュニケーションを取っていくようにすることです。
新しい場所が職場の場合は、働く業界にもよりますが、取り敢えずは新しい仕事を覚えるのを最優先にしつつ、人間関係はその次以降として、徐々に広げていく方が良いかもしれません。
経験上、ある一定以上仕事が出来なければ、それなりの人間関係にしかならないからです。
さて、友達や心を許せる関係を簡単に作ることはなかなかできないでしょうし、いきなり深い人間関係を作るのも難しいでしょう。
だからこそ、自分の中にそれなりの勇気と行動が必要となります。
心に留めておくべきことは、意外と自分と同じように孤独や友達がいないことを感じている人は、自分が思っている以上に多いかもしれないということです。
誰だって最初の一歩は怖いですし、失敗したくないし、マウントを取られたくないし、嫌われたくないのです。
しかしやはり、自分から雰囲気を出したり、声をかけて共通の話題で話したり、ちょっとした雑談をしたりしながら、それら頻度を上げていくことが大切であり、ほとんどの場合はそれなくしては何も進展しないのです。
こうしたアプローチは意外と成功する確率が高いし、もし失敗したとしてもその分度胸がつくので、その辺りのことも考えると勇気を出して自分から人と繋がっていく方が断然よいのです。