①小さく始めてみる
努力をして報われやすいのは、何にしても「小さく始めてみる」ことです。
最初に「小さくでもいいから始めてみよう」と思った時は興味も高いし、規模が小さいほど始めやすいし辞めやすいこともあり、もしうまくいかなくても損害が少なくて済むからです。
また、実際に体験してみるからこそ「自分に合っているかどうか」、「向いているかどうか」というような適性や肌感覚なども分かるものですし、その経験値が得られるという点についても非常に重要です。
もし、うまく結果が出なかったとしても、それがきっかけで得意不得意が見えてくることもありますし、「飽きっぽい」とか「集中しやすい」とか「のめり込みやすい」などといった「自分の性格」について気づける機会にもなります。
②努力の対象について少し知識を得ておく
人間の能力とは実際のところ、身体的能力や頭脳的能力がよほど突出している場合を除き、多くの人にとっては大した差がないことがほとんどでしょう。
その上で、結果を出せるか出せないかについて言えば、大切なのは次の2点です。
(1)知っているか、知らないか
(2)行動するか、行動しないか
結果が出ない人、とりわけ暇な人ほど、何かあればまず難癖をつけたり、忙しいふりをして逃げたりして、そういう世界があるということを知ろうともしません。
結果が出る人は、興味を持ったら自分から学んだり分かっている人に教えてもらったりしますし、程度に因りますが実際に行動を起こして現地に行ってみたり、現物を取り寄せて使ってみたりするものです。
③努力の方向性が正しいか定期的に振り返る
最小の努力で最大の結果を出すには、効率化と習慣化をして努力の量を最小限にすることは本当に大切です。
(1)目標を明確にして、それに必要なこと以外はしない
現代に生きる人は余計なものを持ちすぎ、余計なことに気をとられ過ぎています。
(2)既に確立された方法を使う
何でもかんでも一から自分で生み出そうとしないことです。
(3)意思ではなく仕組みで継続する
習慣や習性に近づけていく方が、精神論で頑張るよりも長続きできます。
仮に仕事の場合なら、自分は核となる仕事をし、関連事項はチームのメンバーに任せたり今あるシステムを利用するか、そのことに特化した会社やフリーランスなどに外注化してしまう、などと考えてみると分かりやすいかもしれません。
プロジェクトを終わらせるために、今から急いでゼロからスケジュール表を作って、自分で勉強してプログラムを組んでシステム開発をして、すべて新規の取引先を探して…なんてことはやりませんよね。
ですから、もし興味を持ったり、自分でも出来そうなことや必要そうなことを見つけたら、上記の三つを思い出して、今ある持ち物や環境や先人の知恵を上手に使いながら積極的に取り組んでみるとよいでしょう。
道の過程にいる時は、何度も試行錯誤しながら考え、何度も改善や習性を重ね、何よりも誰よりも多く行動に移すことになるでしょうが、その継続があってこそ結果も出るというものです。