①知ったことを使う
学ぶとは知ることと言えますが、知っただけで終わりにしないことです。
また、学びは「手段」であって目的ではありませんから、知ることのみを目的としない方が賢明です。
知ったことを使って、出来る限り思い描いた通りの現実にしていく方が良いのです。
人のする活動の多くの場合においては、心で思ったり感じたりするのが先で現実は後からついてくる、ということがほとんどです。
ですから、「知ったことを使っているか?」、「自分ならできると思っているか?」といつでも振り返ってみることが大切です。
せっかく学んだのですから知ったことを使って、自分の人生において実際に使える知恵にできた方が良いのです。
学んでも使ってみないからその良し悪しも分からないままだし、使わないなら今までと考え方も手数も変わりません。
だから行き詰まってしまったのかもしれません。
②自分は変われると信じる
自分の存在価値とは、出会った人や一緒にいる人の変化のためにあります。
ごく身近なことで言えば、元気のなかった人が元気になることなどです。
逆もまた同じと言えますが、まずは自分で自分のことを否定しないことです。
学びたいとか、成長したいとか、変わりたいというのは、人の共通点と言えるでしょう。
であれば、あなた自身も「誰でもみんな変われる」と信じて行動するほうがよいです。
行き詰って自分の存在価値を否定しそうになるほど追い詰められてきた時は、まずは「周りだって成長したり変わったりしているのに、自分だけが変われないのはおかしい」と思うことです。
仕事で行き詰っているのなら仕事の上で解決策があるでしょうから、あなた自身の存在価値を否定しようとするのはおかしな行動です。
ですから、「また今日もできなかった。行き詰ったままだ。自分はなんてできない人なんだ。」と考えずに、「どのようなやり方で進めていくか、現状を変えていくか」と考える方が自然でしょう。
自分で自分のことを雁字搦めにしているのはおかしなことだと早く認めるべきです。
何でもかんでも原因を自分自身に向けて「変わらない」と抵抗している状態は、その時の本人にとっては真剣なことでしょうが、傍から見たら無駄でおかしなことです。
その考え方は、誰に教わったのでしょうか。
もし変わらないまま行けたとしても、そんなことは歴史上の偉人レベルの強い意志でもないと無理でしょう。
そうでないのなら①のように、より良いやり方を学び、実際に使ってみて、次から次へと行動してみることです。
何にせよ、少しでもより良く変われる方が精神衛生上にとってもはるかにマシなのですから、変わるのが100あるうちの0.1であったとしても、自分を信じて変わった方が良いのです。
③学びと変化を楽しむ
学ぶことでその後の選択肢を増やすことができますので、行き詰まっていたとしても学びの手は止めない方が良いです。
新しい変化を求めるなら、新しいことをやってみることと、変化する喜びを存分に味わうことです。
仕事などで行き詰まっているとしたら、どこで間違えたのかの段取りくらいは確認した方が良いでしょう。
多くの場合は、自分で「変わる」と決めて、その環境に飛び込んでやることであれば、まず変われないことはありません。
その後には新しいことを得て成長していくことになりますが、成長には違和感が伴いまから、それについては抵抗せずに楽しんでいくことです。
「無駄な抵抗は邪魔だ」くらいに思ってよいのです。