疲れが溜まっている時の過ごし方 メモ

 
①休日に昼まで寝ない
 休日に昼まで寝ると体内時計がずれてしまうため、休日明けの日が今までよりも辛くなってしまう。
 もし平日が7時起床の人が週末の休日に12時起床していた場合、月曜の朝は体内時計が5時間ずれている状態となる。
 そうすると、月曜の朝は7時ではなく、その5時間前の深夜2時に起こされているような状態となってしまうのだ。
 
 体内時計のズレは2時間程度が限度と言われており、その計算でいけば、休日でどんなにずれたとしても9時には起床しておくことが望ましいと言える。
 疲れている時はついつい昼まで寝ていたいと思ってしまうだろうが、休日明けに疲れた状態で仕事をすることになるのは良くないし、体内時計を元に戻すには何日もかかるため、あまり大きくずれ込まないようにした方がよい。
 
 海外旅行などをすると時差ボケをするということがあるが、状態が酷ければ元に戻るのに1週間くらいかかってしまうのだ。
 そう考えれば、週末の休みにわざわざ体内時計をずらして、調子の悪い状態を作ってから休日明けに出勤をする、という羽目になってしまうなんて、滑稽なことと思えるだろう。
 だから、慢性的な疲労の状態を自分で作っているという悪循環を作らないためにも、休日に昼まで寝ているのは良くないことなのである。
 
 
 
②疲れている時こそ運動する
 基本的には、運動不足なので疲れやすくなっているのである。
 休日になると疲れて動けなくなってしまっている人は、普段から少し体を動かすでもジムを利用するなど、定期的な運動と言われることの頻度が少ないのではないだろうか。
 運動をするから疲れるのではなく、普段運動をしていないから疲れが溜まるのだ。
 
 例えば、30分以上の有酸素運動をすることは成長ホルモンをたくさん分泌させると言われるが、それは言い換えれば疲労回復のホルモンが出ているとも言える。
 要は、運動して使った後の体の筋肉を修復したり、成長を促したりする作用に加え、疲れも取り除く作用があるのだ。
 だから、運動をして成長ホルモンを出すことで疲れから回復されるのである。
 
 これはスポーツの分野では積極的休息(アクティブレスト)と言われることがあるが、大雑把に言えば、多少体を動かすことで疲労物質が蓄積されずに押し流されて、体も活発になるので良い、という考え方である。
 別にアスリートほど体を動かせと言っているのではないが、アスリートだってかなり激しいトレーニングをしていても、翌日には回復して目覚めているのだ。
 もしも、たくさん運動すればするほど疲れだけが一方的に溜まっていくということであれば、アスリートは毎日トレーニングできないし、ただ引退に向けて収束していくだけになってしまう。
 
 こうしたことを踏まえると、疲れている人が疲れを取りたいと思っている時にすべきことの一つは運動で、それも、適度に汗を流すような運動である。
 10分程度の散歩でも多少は成長ホルモンが出るそうだが、それで日々の疲労の蓄積が調整されていないとすれば、残念ながら 運動不足と考えた方がよいだろう。
 もし平日に運動ができない場合はやはり休日に運動するしか機会はないだろうから、休日に運動するということが重要となる。
 
 
 
③リラックスをする
 自分の中でできる範囲からで良いので、癒されたり 気持ちがリフレッシュされるようなことを積極的に探して試していくとよい。
 
 例えば、
 ・青空を見上げる
 ・自然の中でのんびり過ごす
 ・緑のある公園のベンチに座る
 ・目を閉じて情報を一時的に遮断する
 ・綺麗な風景を見る
 ・好きな音楽を聴く
 ・風呂屋サウナに入る
 
 一見すると些細なことかもしれないが、このようなことをするだけでも疲れが癒されたり、ストレス解消になったりするものである。
 
 また、こうしたことを普段から取り入れたり、しっかりと睡眠時間を確保するなど、一日の疲れをその日のうちに解消する(翌日まで持ち越さない)という工夫をしていくことが大切である。