実行力を身につける方法と、環境づくり、検証方法について

 
1. 実行力をつけるのに必要なこと
行動する環境を整えるための3条件
 ①動機付け
 ②結果の確認
 ③妨げになるものを排除
 
環境が整うと人は自然に行動に向かい、その環境に順応しようとし、自発的に行動を始める。
長続きの秘訣は、ハードルを低く、ルールを単純にすること。
 
 
2. 実行力を上げる環境づくり
改善すべき行動が明確になったら、
①それを増やす(減らす)為に何をするか
②その行動ができていない理由を検証する。
 
①実行力の肝は、自分の行動を増やすか減らすか。
 
不足行動を増やす
過剰行動を減らす
誘発(行動を起こしやすい)条件
作る
取り除く
動機付け条件
必要性や利点を加える
取り除く
ハードル
低くする(邪魔されないようにする)
高くする
 
・確認方法 
自分の行動をグラフに表してみること。
どんな行動をしたか、いつ行動したか、何回行動したかが測定する対象。
行動とは、結果に至るプロセスといえるため、測定する行動は、結果に直結するものでなければ意味がない。
 
ポイント
 ・結果につながる行動か
 ・継続に必要な行動か
 
測定によって行動を絞り込んでいくと、やるべきピンポイントの行動が必ず見つかる。
後はそれをターゲット行動に位置づけ、測定しながら続けていくだけ。
どの行動を重視すべきか、感覚ではなくデータによって実証する姿勢を忘れないこと。
 
 
②実行できていない理由の検証
実行できない理由は、能力や性格のせいではない。
 (1)やり方がわからない
 (2)やり方は知っているが、続け方がわからない
 
ある行動を身につけようとするとき、その行動を細かい手順に分けてチェックリスト化し、
そのチェックリストに記された項目を1つずつ順に実行していくと、やがて行動全体をマスターすることができる。
レベルが上がったり習熟したらその部分を削り、新たな課題や問題を加え、それを自分でクリアしていくこと。
 
ポイント
 ・行動を細かく分解すること
 ・チェック欄を設けること
 
また、実行力を維持するために、
 ・自分へのご褒美を用意すること
 ・成果をビジュアル化すること