1. 悪口に過敏になりすぎないこと
手を洗っても菌がなくならなずに、量が減るだけであったりまた付着したり、というのと同じことである。
生活レベルでOKになっただけであり、反撃の方法を身につけても、悪口自体はなくならない。
手を洗いすぎても手がボロボロになってしまうだけである。
・行為の1対2対7の法則
10人の人がいるとしたら、そのうちの一人はどんなことがあってもあなたを批判する。
あなたのことを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。
10人のうちの2人は互いにすべてを受け入れられるし、親友になれる。
残りの7人はどちらでもない人だ。(ユダヤの教え)
誰かに悪口を言われていても、残りの9割はそんなことはない。
2. 悪口を言う人は、「自分が言われて一番ヘコむこと」を言っている
・投影
心理学で、人は、自分と相手、無意識に同じ思考をしていると思うものだという考え方。
すなわち、相手が攻撃心をむき出しにして言ってくる悪口は、自分自身が言われて最も傷つくもの、ということになる。
だから、相手の悪口で深く傷ついたのであれば、本当ならその悪口をそのまま返すのが一番効果的である。
悪口というのは、基本的に攻撃的なものである。
何を言っても相手が何の反応もしなければ、言った本人がかえって虚しくなるだけである。
しかし、自身の弱みを世にさらけ出し、人の心を知ろうとせずに喚いている姿は、悪口を言うよりも恥ずかしい。
3. 悪口を言う人は、自分の価値を再認識したいという欲求がある
悪口を言う人には、「誰かを攻撃することで」自分の価値を再認識したいという欲求がある。
裏を返せば、そうすることでしか自分を守れないと認識しているからとも言えるし、
自分に自信がないから、自分の武器を最大限に誇張するという行動をとっている、とも言える。
逆手に取るには、とにかくその部分を褒めること。
容姿、能力、服装、など、立場以外のモノなら何でもかまわない。
相手はそれらの部分に自信がないからこそ、その褒め言葉は格段に心の中に染み入るはずである。
「そんなに褒められたら何だか悪いな・・」とか、「今より高圧的になったら、これ以上褒めてもらえない・・」
と、無意識に感じ、次第に態度が変わってくる。
褒め言葉を的確にヒットさせること。
最初のうちは嫌だが繰り返すうちに、相手を理解するという、自分自身の訓練にもつながる。
4. 悪口を言ったり、誹謗中傷する人の心理
一言でいうと、依存症である。
しかも、そうすることでドーパミンが出るため、止められずにエスカレートしていく。
人間の脳の大脳皮質は主語を理解できるが、偏桃体などの古い脳(原始脳)は主語を理解できないと言われており、
悪口を言った時に偏桃体では、相手だけでなく自分にもマイナスなストレスを向けて感じるからである。
悪口を言うことは、実は危険なことである。