朝食を抜くことのデメリット

 
●要点
下記の「参考」にある研究において、
高脂肪食を食べさせたマウスの実験において、
朝食を抜くと体内時計の異常をもたらし、
 
・体重増加をもたらす
・筋肉量を低下させる
・メタボリックシンドロームの危険性を増大させる
・ロコモティブシンドロームやサルコペニアの危険性も増大させる
 
ということが明らかになった。
 
※注
・ロコモティブシンドローム:
運動器の障害が起こり、移動機能が低下することを指す。
筋肉や骨、関節、神経のなどの機能低下により起きる。
加齢に伴う筋肉の萎縮であるサルコペニアによっても起きる。
身体的フレイルと関係が深い。
 
・サルコペニア:
加齢に伴い通常以上に筋肉の萎縮が起きる現象で、
加齢性筋肉減弱症と呼ばれる。
 
・身体的フレイル
身体的機能や認知機能の低下が見られる状態。
 
 
 
●感想
この実験では高脂肪食を食べさせた結果ということなので、
個人的にはこの研究成果を参考にすることで、
普段の食生活と運動習慣を見直したり意識付けをして、
健康増進に努めることにつなげていきたい。
 
※本ブログでは研究や論文をもとにした記事を投稿することがありますが、
 あくまでも筆者の個人的な興味と発見のために学習していることです。
 投稿した記事をもとに読者の方々に何か権威を振りかざしたり強要したり、
 研究成果について負の目的をもって拡散するような意図はありません。
 
 
 
●参考
・名古屋大学 研究成果発信サイト
朝食を食べないと、体重が増えるだけではなく、筋肉量も低下することを解明
 
・Camblidge University Press
Skipping breakfast regimen induces an increase in body weight and a decrease in muscle weight with a shifted circadian rhythm in peripheral tissues of mice
 
・ナゾロジー
朝食抜きは「体重増加」と「筋肉量の低下」をまねくと判明