よく睡眠をとったはずなのに朝起きると体がだるい時には メモ

 
 睡眠の時間と質をより良いものにしようとしているのに、「朝起きるとなんだか体がだるくて疲れが取れていない」というような時には、次の点を確認して、当てはまる場合は改善してみるとよい。
 
 
 
①寝る前にブルーライトを浴びすぎている
 スマホやパソコンなど、夜に寝る前にブルーライトを浴びてしまうと、朝の光とほぼ同様のレベルの効果を得てしまい、脳や体内のリズムを崩しやすいと言われる。
 このような状態だと、人の脳は朝だと勘違いしてしまうか、朝起きてから分泌するはずのコルチゾール(ストレスホルモン)が出て血糖を上げ、体の働きを高めてしまいやすくなる。
 そうすると、本来夜眠っている間に出る成長ホルモンが分泌できず、脂肪を分解したり疲労回復をしたりする役割を果たすことができなくなってしまう。
 
 
 
②寝る前に食事をとっている
 就寝前2時間以内に食事をすると血糖が上がり、①と同様に成長ホルモンが出づらくなってしまい、疲れが取れなくなってしまう。
 あまりに空腹すぎると眠れない場合もあるが、やはり寝る前に食事をとるのはよくない。
 昔から「寝しなに飲み食いするな」とはよく言われていたもので、今の時代ではどのように表現するのか分からないが、正しいことだとあらためて思う。
 
 
③寝る前に飲酒している
 就寝前2時間以内に飲酒した場合、肝臓では一晩中アルコールの分解処理のために働き続けることになる。
 そして肝臓だけが働き続けるということもないため、その他の臓器も一緒になって働き続けてしまい、結局内臓が休まらないということにつながる。
 そもそも肝機能が低下すると全身倦怠感の原因となるため、「体が重い」とか「だるい」といった症状が出やすくなり、さらに肝臓の通常の役割である「糖分をグリコーゲンに置き換える」などの働きも行われなくなってしまう。