人を非難してはいけないとき メモ

 
以下「参考」よりメモ。
 
●人を非難してはいけないとき
①相手が自分より著しく地位が低い、力が無いなど、こちらが非難することで相手の打撃になる場合
相手が自分より大きくて実力差があり、特に関連がない団体などの場合は、言える。
ただし一般常識として、言えるからと言って何でもかんでも非難していいわけではない。
 
②相手が反論する機会を持っていない場合
例えば、
・相手が発信することができない
・訴訟を起こすことができない
・言い返せる場がない、など。
 
 
 
 例えば団体や組織について批判するとき、批判しているその人一個人と比べて実力の違いは明らかだし、その団体の方が反論もできるし権力もあるし、一個人が何かを言ったからといって全てがひっくり返るということは、そうそう無いからである。
 そのような意味で批判することについては、一般的に見ても起こり得るし許される範囲の中だろう。
 
 しかし、例えば有名人が一般人の個人を、特定のテレビ番組内で名前を上げて批判するなどは、言ってはいけない。
 その人が一個人として反論しようとしてテレビ番組に出ようとしても、そのような機会が与えられるわけではないからである。
 
 この二つの点についてきちんと区別しておくべきであり、余程のことがない限り批判は個人に対しては行わず、どうしてもするなら組織や団体などについて行うのが普通であると言える。
 個人に対して言う場合はもの凄く注意を払わなければならない。
 
 
 
 またこの他、例えば議員が一般人から陳情された内容について議会で述べた時、その質問に対して「発言に問題があるから」といって議会から非難されたり謝罪を要求されるという状況は、おかしなことである。
 なぜならこの場合は、一般人が実力差のありすぎるところから反撃されても困ることもあるから、議員が人々から選ばれた代表として、その役割から一般人の声を議場に送り届けているのであり、現状を良くしようと思うならそこに問題を含む発言があることは当然だからだ。
 議会が非難をしたり謝罪を要求したりすることは、陳情を届けた議員を通して陳情をしてくれた一般人に対して戻せ、ということになってしまう。
 
 
 
----------
 
●参考
【公式】武田邦彦の「ホントの話。」第121回 2022年11月4日放送
53:46~1:00:20頃
 
 上記時間帯の議題の中身の評価についてはひとまず置いておき、腹の立つことや不平不満や過激な考えに陥ることは、誰にでもあることかもしれません。
 時事問題からであっても、他人の頭の中にある物事の判断基準について知ることができたことは勉強につながったので、状況に応じてきちんと区別をし、自分で判断して使えるようになることが大切でしょう(他人を非難するなんてほとんど経験がありませんが)。
 筆者としてはできれば、可能な限り温厚かつ冷静に物事に向き合えるようになるために、知識と経験が豊富になるようこれからも研鑽したいと思います。