短期間でも成長を実感するには メモ

 
 何でも、今よりも少し難しいことをやろうとすると「無理そう」と思ってしまうものだが、人はできないことを達成して初めて成長を実感するするものである。
 
 ちょっと難しくても一生懸命やれば何とか達成できそうな課題に取り組む時にこそ、集中力ややる気もついてくるし、ドーパミンも分泌されるというものだ。
 
 
 
 確かに難易度が高いことをクリアできると嬉しいものだが、短期間でということなら、10回やったら1回か2回しか成功できないことよりも、2回に1回成功できるようなことをやる方が、満足感も得られるし自信もついてくる(そればっかり というわけにはいかないが)ので、やれる範囲で達成にたどり着くためには適切である。
 
 だから一先ずは、10回中1回か2回しか成功できないようなことは、後に中長期的な計画に組み入れるものとして、短期間で何とかしたいことに合致していること且つ成功率の高いことに取り組んでみるのが挫折も少なく乗り越えていかれる。
 
 日々時間がない中でも、その「制限された中で何とかやりきれる」ということが大切なので、少ない時間を切り盛りしながら勉強でも仕事でも打ち込んだ方がいいし、なんとなくダラダラやってしまうよりは効率も良くなる。
 
 
 
 「理想の中の理想を実現する」ことも確かに大事だが、それだけでなく、「昨日できなかったことがうまくいく」とか、「凡ミスが減る」とか、「30分かかっていたことが25分でできるようになる」ということも成功のうちなのだ。
 
 本当にちょっとしたことかもしれないが、そうして短期間でできるようになったというだけでも大きな自信につながるし、成長したかどうかについて言えば、明らかに成長しているのである。
 
 短い期間でもできることはあるのだから、「どうせちょっとしたことだから」となどと言わずに、まずはそのちょっとしたことでもやり切って、少しでも満足感を得られるように取り組んでいくとよいだろう。