疲れている時や疲れやすい状態の時でも効率良く仕事をする方法 メモ


①朝の時間を活用する
 起床後の2時間は脳の疲労もなく脳内も整理されているため、集中力が高い状態にあると言われます。
 ですから、1日の仕事を始めるにあたって、最初の数時間をどのように使うかということが最も大切になります。
 イメージとしては「1日の仕事の7、8割をそこで集中して終わらせる」といったところでしょう。

 健康な人でもメンタルが辛い人でも、普通に規則正しい生活をしていれば、1日の最初は疲れていない状態です。
 その疲れていない状態の時に最も重要な仕事を終わらせておくと後が楽なのです。
 疲れた状態で残業などをして頑張ろうとしても、朝に比べたらそのパフォーマンスは1/3程度と言われますから、単純計算でも朝の2時間を有効に使えば6時間分の仕事ができるということになります。

 そうなると、始業後すぐにメールチェックをしたり調べ物をしたりするのは、かなりの時間の無駄と言えるでしょう。
 「疲れる前に本質的で最も重要な仕事をさっさと終わらせる」ということが鍵なのです。

 

②疲れる前に休憩を入れる
 疲れてから休憩を取ることは圧倒的にその後のパフォーマンスを下げますから、できる限り避けた方が良いでしょう。
 休憩は疲れる前に定期的に入れる、もしくは、1日の予定の中に休憩を取るタイミングを前もって決めておくと、メリハリもつけやすくなります。
 人それぞれ、また、仕事によって様々なかたちがあると思いますが、例えば90分おきに10分間の休憩を入れるなどです。

 午前中に調子が良いからと言って休憩もなく仕事を続けてしまうと、午後になってからかなりパフォーマンスが下がることになります。
 特に、疲れやすい人は他の人より早く疲れてしまうでしょう。
 体力も精神力も、一旦疲れてしまうと回復しづらいものですから、それらも考えるとやはり疲れる前に休憩を取った方が良いと言えます。

 

③わざわざ疲れる休憩をしない
 休憩と言いつつスマホを見たり、喫煙したり、パソコンで調べ物をしたりするのはするのは、気分転換にはなるのでしょうが実は体は休んでいません。
 人間の脳は視覚情報の処理に8割から9割の能力を使っていると言われています。
 ですから、視覚だけについて考えるとしても、まずは視覚情報を脳に入れるようなことは避けることです。

 その点を考えると、休憩時間は脳に視覚情報の処理を休ませるためにも、雑談をしたり、立ったり歩いたり少し運動をしたり、目を閉じたりするなど、視覚を使わないような休憩の取り方をすると良いです。
 例えば、休憩所のスタンディングデスクで誰かとコーヒーを飲みながら雑談したりするのは、とても良い方法の一つと言えるでしょう。
 また、本当に疲れていたら、デスクでうつ伏せになって目を閉じて、10分から15分くらいの短時間の仮眠を取るなどということも良いでしょう。