長期戦で学習計画を練る時のポイント

 
①睡眠時間を最優先で確保する
 学習した記憶を脳に定着させるには、睡眠時間を6時間以上とることが推奨され、それ以下の時間になると定着しづらくなると言われている。
 その他、様々な医学の分野の読み物を見ても、健康のためには睡眠時間は7時間から8時間以上確保することが推奨されている。
 勉強を一生懸命頑張りたい気持ちは分かるが、その頑張った1日を無駄にしないためにも、長期的な勉強計画や1日の流れを作り、睡眠時間を優先的に確保していきたいものである。
 
 
 
②定期的に休憩時間を入れる
 60~90分程度勉強をしたら、10~15分程度の休憩時間を入れるようにする。
 休憩時間を取らないとどんどん集中力が下がっていくため、集中力を維持するためにも疲れる前に休憩を入れることが大切である。
 他にも、本番の試験時間を想定した時間に合わせたり、ポモドーロ式などをはじめとした時間管理方法や様々なアプリなどもあるため、自分に合うものを見つけてやってみるとよいだろう。
 
 休憩時間を無視して頑張れるだけ続けてしまうというやり方は、学校の中間試験や期末試験の直前に「徹夜覚悟で頑張る」というような一夜漬けスタイルならそれでも構わないのかもしれない。
 しかし、受験や資格試験や国家試験などの長期戦に臨む場合には、少しの期間を必死に頑張ったところでモチベーションは続かないのだ。
 それならば、最初からきちんと計画を練って一日のコマ数や科目数を割り当てながら休憩時間も入れ込んでおくようにして、その他にも長めの休憩時間や自分の趣味のための時間などを一日の中で1~2時間程度取れるくらいのペースでやった方が、ストレス発散などのメンタル面も含めて全体的なバランスを見た上では効率が良いこともあるのだ。
 
 
 
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 何にせよ、睡眠時間や休憩時間は必ず確保するようにして、無理せずにパフォーマンスも効率も高く維持できるようにして、積極的に打ち込める流れや環境を作っていくようにすることが大切である。
 特に睡眠時間は7時間以上は必ず取って、勉強した記憶を定着させる時間は必要であり、それ以外に残った時間で1日の時間のやりくりをしていくというのが良いだろう。