①アウトプットする
言語化して文字として書き出したり、言葉にしてガス抜きをするなどということです。
辛いと思った時になってまで「こんなことを言ったら他の人に迷惑をかけるのではないか」と考えて、ずっと自分の気持ちを我慢して誰にも言わないでいると、余計にストレスが溜まって辛くなくなってしまいます。
時には弱音も吐いた方がいいし、仕事などで困っていることがあったら上司や先輩や同僚に話した方が良いのです。
まず自分から言わないことには、誰もあなたの気持ちを理解することはできません。
わずかに相手の気持ちを慮ったり、「なんか大変そうだな」と感じてくれることはあるかもしれませんが、普通はあなたが具体的に言葉にしない限り相手も察知することはできないのです。
辛いと思った時には、その気持ちを言葉にして他の人に伝えるとか、弱音を吐くとか、もしその時に相手が見つからないタイミングなのであれば書き出して整理するのが良いでしょう。
自分の中に溜まっていたモヤモヤを外に吐き出すことを普段からやっておけば、そうそうストレスは溜まらないものです。
たった一人で悩んで我慢するということを続けていくからストレスが増えていくのです。
また、こういう話ができる相手というのはある程度の信頼関係がないと難しいので、例えば職場の人や家族や友人などと、普段から色々なことを話して関係を作っておくことです。
ガス抜きをするにしても、自分の調子が悪くなる前にそれができる相手を見つけておかなければ何にもなりませんから、アウトプットとの一つして、話しかけたり相談する勇気も必要になってきます。
②涙や感情を出す
言ってしまえばこれもアウトプットなのですが、辛い時に泣くと交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に切り替わると言われています。
交感神経が優位だと、緊張した状態であり扁桃体も興奮しやすい上、その状態が続きすぎると脳疲労に陥ってしまうこともあるでしょう。
副交感神経にはリラックスの状態に切り替える働きがあるので、毎回は泣かないにしても、何らかのリラックス方法をもってリラックスをすることが最も重要な対処となります。
「辛い時に泣いてはいけない」と言われてきた人もいるかもしれませんし、涙を流すことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、辛い時には泣いたってかまわないのですから、一人でいる時に涙を流して一旦リラックスした状態に持っていくのもまずは一つの方法として良いでしょう。
他にも、大声を出しても構わない環境なのであれば出してスッキリした方が良いし、心地よい温度の風呂に入って「あぁー」と漏れ出る声を出したって良いのです。
③行動を置き換える
辛いと感じてきた時に、ゲームをやるとか、外に出て10分くらい散歩をするとか、普段楽しいと感じていることをするなど、辛いことを忘れるような別の楽しいことをして気を紛らわすということです。
運動をして体が多少息キツく感じたり息が上がってくれば、ネガティブなことを考えている余裕もなくなるでしょう。
趣味などで何か没頭できることに取り組んでしまえば、ネガティブなことどころか時間さえも忘れて熱中してしまうでしょう。
辛いことがあっても、いつもそのことばかり考えていてもしょうがないので、その代わりに何か別の集中できる行動をすることです。
とりあえずその間だけでも気にならなくなれば良いのですから、普段から自分なりに気分が切り替えられる行動を持っておくようにしたり、あらかじめリストにしておくのも良いです。
上記の①~③は、単体でやるだけでなく組み合わせても良いので、辛い気持ちを上手に乗り越えていく方法として幾つかは身につけておいた方が良いでしょう。