自分の意見を持ち、思う通りに言葉や行動としていかれるようにしていくためには、次の三点についてやってみることです。
①自分の意見を紙やノートに書くなどして、準備したり事前にまとめておく。
②自分はどう行動したいのかについて、普段からまとめておく。
③頭にあることを言語化し、文章にすることで思考力を鍛えておく。
これらは自分だけが見られるようにしておけばよいので、わざわざ人に見せることもありません。
また、自分の頭の中にあることですから、一旦書き出したものあっても、誰の目も気にせずにより良いものを求めてどんどん改良したり更新していけばよいです。
ネガティブなことや忘れたいほど嫌なことなら一回だけ書き出して、その紙は丸めて捨ててしまうとよいでしょう。
さて、人は、「他人の理屈を100%納得して受け入れてそのまま行動に移す」ということはまずありません。
集団行動や共通の目標のために協調性を発揮することとは別にして、どんな人にも自分の考えというものがあるからです。
だから自分自身も、自分の考えというものをある程度は持っておく必要があります。
周囲を説得するためにも、きちんと話を聞いて判断するためにも、共感を得るためにも、与えるためにも、やっておくに越したことはありません。
やっておかないと、様々なことをぶっつけ本番である時突然他人から言われて考えることになり、その時の頭の中は停止したり真っ白になったりすることでしょう。
気心知れた仲間内の楽しい話の場なら問題ないでしょうが、何事も基本的には、知識無し、計画なし、準備無しの丸腰では、場面によっては格好の餌食となりかねません。
いつも人の意見に振り回されるはめになってしまうのは、そもそも自分の考え、意見、指針、方法などが曖昧だからなのです。