物事にはどんな機能・作用があるかを見極める

 
ビジネスでは、「ファンクションを明らかにする」と言い回しで使われることもあるようだが、
一言で包括でき過ぎてしまい、表現がぼやけてしまうため、
ここでは、物事にはどのような機能があって、どのように作用するのかという言葉に分けて見ていく。
 
●ファンクション(function)とは
①機能。作用。「―キー」
 機能:物のはたらき。作用。法律では、機関がその権限内で活動できる能力。
 作用:力を他に及ぼして影響を与えること。またその力の働き。
 
②数学で、関数。
 
 
●物事の機能・作用を明らかにするとは
要点
①形:かたちから整理する。
②役割:どんな役割があるのか考える。
③必要性:何のために必要なのか考える。
 
例:朝時間を利用することについて明らかにする
①形:すっきり目覚める。外が暗い。家族が寝ている。新鮮な空気が吸える。
②役割:余裕時間を作る。まとまった時間を作る。脳の回転力を高める。
③必要性:やる気を生み出す。集中環境を作る。能力を引き出す。
 
朝時間を利用することは、やる気・集中・能力全開という作用を一度に満たし、作業効率を高めることができる、となる。
また、早起きにこだわる必要はなくなり、自分が条件を作りやすい時間帯をゴールデンタイムとすることもできる。
しかし、3つの要点が揃わなければ、いくら早起きしても、時間帯を確保できても、無駄になってしまう。