仕事の本質、大切なこと、成功させるには

 
1. 仕事で大切なこと
①経営が目指すところの基本は、売り上げでなく利益を上げること
 「経常利益をいくら出すか」を最初に決める。
 → 客観視される成果をどうやって出すか。ということ。
 
 期ごとの損益計算書で示される。企業の経営力を見るための、もっとも基本的な指標になる。
 会社の本来のもうけである営業利益に対し、営業外利益と営業外費用をあわせて算出する。
 
 (1)企業の稼ぎ全体が売上高
 (2)本来の営業活動から得られた利益が営業利益
 (3)利払いや利子収入を加減したものが経常利益
 
②過去の産物になっていないか、本当に必要なことかを見直すこと
 経営者の資質の1つとして「先見性」が挙げられる。
 例えば建設業の特性である、「提供する商品に一つとして同じものがない」ということをどう活かすかなど。
 
 また、顧客との需要と供給の関係をよく見ること。
 あらゆるビジネスは、顧客の特別感を満たしてあげることである。
 そして人生の全ては、あなたにとって特別な人に特別な事をしてあげるために存在する。
 
③次に同じようなことをするとき、半分のコストでやるにはどうしたらよいかを考えること
 例
 ・ 管理できること、すべきことを洗い出す。
 ・完成までにかかる標準的な時間や原価を割りだす。
 ・業務を定型化して人に任せられるようにする。
 ・仕入れる材料の仕入れ先、購入量、頻度などを調整する。
 
 
2. 仕事の成功させるには
①仕事の成功とは「ビジョン」の実現
まず成し遂げたいことの視覚的なイメージを描くこと。
 
 ・「目標」だとそこまでの距離を方法が数値化され、そこまでしか行かれない状況が出てしまう。
 ・「ビジョン」の方がストレスが少ない。
 
たとえ今経営者でなくても、将来に向けてどのように進めていくかという方向性は持っておくこと。
また、ビジョンに沿って物事を実現し、その結果としてお金が入ると楽しいが、
お金自体は、必要なものではあるが、「通貨」や「物々交換の道具」に過ぎないという面もある。
だから、最終的に何かに変えることを考えておくと、自分にとって良いものには恵まれやすくなる。
 
②仕事を成功に導く5つのポイント
仕事で成功するためには、自分で見つけて選び取ること。
人から勧められたり、他人におしきせられた仕事では愛着を抱きにくく、
「自分がこの仕事を選び取ったのだ」という実感も湧かないからである。
 
 (1)自信を持つ
 (2)成功するまで粘り強く努力する
 (3)情熱をもつ
 (4)計画力や目標を立てる力を磨いて、自分を進化させる
 (5)コミュニケーション能力を磨く
 
③仕事の仕組みそのものを改善させていく
例えば、社内部門(業務)をどう運営するかは、その組織での仕組みや業務を知ることである。
その部門の役割、分野、部署や人員の配置、実際の業務などを理解していないと、
何を改善させたらよいかも、何をしているのかも、分からなくなる。
 
問題解決・改善させるための仕組み
 (1)「発生したこと」「発生させたこと」を分けて考える。
 (2)「発生したこと」を改善する。
  どうして発生したのかを分析し、原因を追究する。
 (3)人で解決しようとしない。
  人数に任せて強引に乗り越えたり、誰かに頼ったり任せっきりにするなど。
  解決・改善に必要な根本となる情報が得られなくなる。