印象を良くする方法(好印象、好感)

 
1. 心理学において参考になる法則や効果
●チャルディーニの法則
人は好みを持っている人からの要請を受けると、それに積極的に応えようとする。
好印象を持ってもらうことで、聞いてみよう、聞いてみたいという話しやすい状態からスタートできる、と言う法則。
第一印象は見た目だけでなく、言葉遣い、元気さ、誠実な対応、匂いなども影響する。
 
●ザイオンス効果
同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになるという効果。
自分の居場所の見つけたいとか、新しい事や場所で心機一転頑張りたい時などに役立てるとよい。
例えば、コミュニティ活動などに参加したが、すぐ馴染むことが難しい時など、
ザイオンス効果を意識して継続的な関係を築いていくことが大切になる。
 
 
2. 具体的な方法
①姿勢
開放的な姿勢をとっていると、話の内容に関係なく、好印象をもってもらえる傾向がある。
腕組み姿勢は心を開いていると思われにくい。
 
②挨拶
どんなに勉強ができるよりも、心を開いて人と接する挨拶のできる方が、人生においてはプラスに働くといえる。
 
③質問調に置き換える
同じメッセージを伝えるにも、質問調に置き換えるだけで印象が柔らかくなる。
何よりも押しつけている感じがなくなり、むしろ自分で選んでいるような錯覚さえ抱かせることができる。
 
 ・報告書、やっておけよ!
  → 報告書、間に合うよね?
 
④知識
たとえどれほどの知識を有していても、機会がある度に開陳しておかないと、知識がない人と見なされてしまいかねない。
そして一旦、知識がない、無能と評価されると、その評価はいつまでも持続してしまう。
 
➄外見
ファッションにも気を遣い、いつもしっかりした格好をしているからこそ、堂々とした自分が作られる。
つまり、中身は外見によって作られる。
 
⑥飲食等のマナー
他人と食事をする時は、「今何を食べたいか」よりも、
「どんな食事ならいいイメージを与えられるか」という問題を重視する。
パスタは、優雅に食べるのが難しい食べ物なので、避けた方が無難。
 
⑦話が長い人に対して
同じ話が出てきたら打ち切るなど基準を決めておき、
「面白かった」、「勉強になった」など、褒めたり感謝した上ですっと引くこと。
そういう相手はあなた以外の人の時でもきっと話が長いので、
その人の気分を害したり、悪い印象を与えてしまうことはまずないといってよい。