見える化 メモ

 
ビジネスなら管理職層が本来マネジメントすべき対象は「顧客にとっての価値」であるが、
それを向上させるには、価値を提供する側を可能な限り見える化し、
その創造性を増したり、仕事の効率性などを上げることである。
 
そのために最も大事なのは、「何を見える化させるか」という問題意識の有無である。
 
見える化の実現のためにやること
1. 棚卸し
2. 改善
3. 標準化
4. 計測
 
 
例えば、人は体調が悪い時に熱を測るが、その熱自体は目に見えないものである。
しかし体温計を使うことで、数字として体温が可視化される。
これがまさに見える化である。
 
この場合、見える化をする前段階として、どこで測るか、何を基準として測るかが求められる。
また、一般的な平熱が何度かという医学知識など、どの程度が標準なのかを知る必要がある。
だから、計測の前に標準化が必要になってくる。
 
そして本来の標準値や、何をもって標準とするかがわかったら、
それを基に今何が足りていないのかを知り、本来の標準値までの改善を行わなければいけない。
なぜなら、自分が本来の標準よりも劣っているのに、そのレベルを標準と考えてしまうと、
改善して成長できたとしても、本来の標準値に手が届いた程度で終わってしまうからである。
 
ということで、まずは自分や自分のいる集団がどのような位置づけなのかとか、
理想のかたちや実現すべきことが何なのかを明確にし、それに対して、
今やっていること、できていること、できていないことなどを洗い出して棚卸しをして、
戦略や計画に沿った行動をとれるよう練り直すことが必要なのである。