外出、身支度、布団から出るのが辛いときには

 
 外出をしたり、そのための身支度をしたり、朝起きて布団から出るのが辛い時は、まずは自分の部屋を整えたり、片付けをして不要なものを捨てたり、持ち物を磨いたり埃を取ったりしてきれいにしていくとよい。
 
 普段から片付けや掃除をしていればあまり感じることはないのだろうが、色々なことに億劫になってしまったり、精神的に辛い状況になってしまって生活に支障が出る前に、スッキリしておいた方がよいだろう。
 そのためにも現在の気持ちの状態と、人と会ったり会社などで仕事をしている時などとの状態の差を少しずつでも埋めていった方がよい。
 現在の自分と社会とで乖離ができ過ぎてしまうと精神的に辛くなってしまったり、簡単にあきらめやすくなったりするようになってしまいかねない。
 
 家の中や自分の部屋をきれいにしたり、定期的に掃除をしたり、不要なものを捨てて持ち物を今の生活に合わせて、今の自分に必要な物を持ったり、誰とも会わなくてもきちんと服を着たり髭を剃ったり化粧をしたり、というように小綺麗にして過ごせるようになれば、普通に私生活を送っていても社会に出ていてもそれほど変わらない状態に整っていくだろう。
 
 例えば今週の週末に大切な友人を自宅に招くとしたら、その日のために家の中や自分の部屋を整えるはずである。
 そうすることが自分や自分の環境を整えるきっかけになるし、小さくても社会との接点にもなるし、それがなても自分で自分や自分の周りの環境を整えていかなければならない。
 
 仮に、「他人が自分の家に来るから、その準備をしなければならないのが面倒くさい」と思って渋々でもやるとしたら、効果は出ていると言えるだろう。
 別に無理して招かなくてもよいが、要は「他人から振る舞いを見られる」とか、「自分が大切な人をもてなす」というような社会的な行動の一環としてトレーニングをしているというつもりで、新鮮さや前向きな気持ちを持って取り組んでみるとよいだろう。