退屈な時間を退屈に過ごさないために メモ

 
 毎日を楽しくするには、楽しいことをたくさんするのが一番だろう。
 しかし、特にやりたいことが見つからないとか、楽しいと思うことが見つからないという場合は、途端に難しくなる。
 楽しいことが何かないかを考えてすぐに思いつけたり、没頭できる趣味を持っていたりすれば、どれほど毎日が充実することだろうか。
 
 今のところ筆者には、楽しみと思えるほんの少しの時間や、何時間でも没頭できる作業を持ってているので、多少の疲労が残る時もあるが、毎日を楽しめている。
 しかし、ふとしたきっかけで日常が変わってしまったり、路頭に迷ってしまうのも困るので、見聞きしてまとめたものをメモしておく。
 
 
 
①とりあえず一回経験する
 「とりあえずやってみよう」という行動は、「意外と楽しかった」という経験を見つけやすい。
 「友達に誘われて」とか、「偶然見つけて」とか、「無理やり連れて行かれて」などという中にも、自分にとって楽しいことは意外と隠れているものなのかもしれない。
 
 頭の中で悶々と考えて時間だけが過ぎていったり、億劫がって部屋にいるだけでなく、頭を使う前に実際に行動して経験して、「その結果、自分にとって楽しいことが見つかった」という流れでもよいのだ。
 「楽しそう」とか「楽しくなさそう」とかいう先入観を持たずに試しにやってみることで、新たな「自分にとって楽しいこと」を見つけるきっかけに繋がるのである。
 
 
 
②なんでも面白がってみる
 心理学では、「楽しさは思い込み次第」と言われていることがあるそうだ。
 面白いと思えば面白くなるし、おもしろがろうと思わなければ面白くなくなる、ということだ。
 
 キャンプ一つをとっても、日常生活に使っているものが一切ないという不便な中であっても、それを面白がるから面白いのである。
 今まで特に何も感じてなかったこと、嫌だな、くだらないなと思っていたことの中にも、面白がれる機会はいくらでも転がっているのかもしれない。
 
 
 
③やりたいことリストを書く
 ノートを一冊用意して、人生でやりたいことを残すことなく書き出していく。
 書くだけタダだし、誰の許可もいらない。
 誰にも見せなくたってよいのだ。
 
 心理学ではツァイガルニック効果と呼ばれ、人間の脳には未完了のことは忘れないという性質があるそうだ。
 これにより、書いた本人が忘れてしまっても脳は覚えていて、それを解決するために働き続けてくれて、時間が経って書いた本人が読み直した時には意外と叶っていることが多い、ということなのだそうだ。
 書いたことで実現する可能性が上がるというのであれば、その作業自体も楽しみになるであろう。