ネット情報に振り回されないためには メモ

 
 結論としては、様々な情報のうちの一つとして一旦自分の中に入れておくということに留め、その一つの情報だけで一喜一憂しないことである。
 また、そもそも閲覧する時間や回数を制限して減らし、その分、自分と向き合うための時間増やしていくのが良いだろう。
 
 今の時代は自分で調べれば、様々な情報が手に入る。
 ブログでもスマホでもSNSでも、スマホでサッと、しかも大量に情報を見ることができる。
 しかし、その都度いちいち反応しているとキリがない。
 
 ネット情報においては、本当に正しい有益な情報もあるが、間違った情報やいわゆるデマ情報もう存在する。
 また、研究論文など専門的なものも見ることができるが、一般人ではその時点で研究過程のどの段階にあるかを判断しづらいところも多いだろう。
 だから、幅広く情報を集めるという行為自体は良いことかもしれないが、やはり、一つ一つを真に受けたり、その情報を一つで一喜一憂しないことが大切である。
 
 
 
 世の中に発信されている情報は、本当に正しいものや、限りなく一次情報に近いものもある。
 しかし、あなたに毎回世論調査の回答依頼が来ないのと同じように、何かの調査は絶対的なものではない。
 
 データを元に推論されたものが元情報になる、ということもある。
 緻密な計算の結果、その答えが「傾向」や「可能性」である、ということもある。
 学問がたどり着いた結論であっても、時代が変わったり技術が進歩すれば覆ってしまうことがあるかもしれないのだ。
 
 さらにもう一つ言えば、ネット情報だけでなく、他人の意見や考えや アドバイス、その他噂話なども、ほどほどに聞くとよいだろう。
 親、先生、友人、上司、先輩など、自分が心を寄せる人もいるだろうから、その全てを否定する必要はないが、たくさんある情報のうちの一つとして受け止める方がよい。
 
 それは良く言えば、「真に受けづらく乱されにくい」ということだし、「他人の意見に流されにくい」とも言えるだろう。
 もう少し踏み込めば、「自分の意見や考えや主張を持っている」ということである。
 ネット情報に振り回されないようにするためには、「それについて自分はどう思うのか」という考えが大切なのである。
 
 
 
 世の中には様々なニュースや社会問題などもあるだろう。
 何らかの影響力を持った人が、何かを主張したり、お勧めしてくることもあるだろう。
 
 しかし、彼らが世に放つ情報を元にして、自分の性格や考えや行動を、あっさり変えられる人は少ないはずだ。
 何しろ、そもそも自分で自分のことを見つめ直したり反省したりして、「今日から変わろう」とすることすら難しいのだから。
 
 色々なノウハウやアドバイスを言われても、それが誰の目から見ても素晴らしかったとしても、一朝一夕には変えられないだろう。
 自分が心から納得して、「これから変えていこう」と真剣に思わない限り変えられないし、まして継続なんてできないのだ。
 
 だからやはり、「その情報を見て自分はどう思うか」ということについて考えてみるとよい。
 「今の自分でもできそうだし、自分もそうしたい」と思うのなら変えていけばよいだろう。
 「今の自分で何とかできる範囲を大きく超えていて無理そう」であれば、今は諦めるなり、今のところ向き合ってすべきことに集中すればよいだろう。
 
 「自分の考えがない」ということや、単純に「ネット情報の見すぎ」ということは、自分の大切な日常を振り回されてしまう原因になると言える。
 対処としては、閲覧する時間や回数を減らすなどして制限をかけ、その分、自分と向き合うための時間増やしていくのがよいだろう。