物事に動じないようにするためにできること メモ

 
 物事に動じないようになるためには、自分の体調管理をして日々観察してみるところから始めてみるくとよい。
 人間には調子の良い日もあれば悪い日もあるのだから、まずは調子の悪い日があって当たり前という前提を知る必要があるからだ。
 
 どんな有名人でも一般人でも、誰にでも調子の悪い日はある。
 また、暑い時期や寒い時期、天気の良い日や悪い日などでも調子が変わることもあるだろう。
 しかしそのような時でも、今日は調子が悪いからといって一喜一憂しないことが大切である。
 
 調子が悪い時こそ「そういう日もある」として、まずは受け入れてしまうのだ。
 これは、「全体的に俯瞰してみると、調子の良い日も悪い日もどちらもある」ということを分かっているからこそ、そのように言えるのである。
 調子が悪い日だからといって、「あーもう無理」、「調子が悪くてガッカリ」、「何もする気がしない」などと、気持ちに流されるままに自分から落ち込んでいってしまうのでは、物事に動じないようになるにはほど遠いだろう。
 
 
 
 調子が悪い日であっても、「そういう日もある」と口で言ってみるだけでも心持ちはかなり違うものだ。
 それは健康な人でも、病気な人でも、今日に限って具合が悪い人でも、皆同じである。
 
 その上で「何となく全体的に調子が良さそうだ」と思える日が増えてくると、何かダメなことがあればその場で対処することもできるようになるし、それを一日中引きずらなくすることだってできるし、夜になって一日を振り返ってみて「全体的にOK」とすることだってできる。
 
 すると、先の「そういう日もある」という言葉は「そういう時もある」に変えられるようになっていく。
 「1個ダメなことがあったら一日丸々全部ダメ」という発想から抜け出すことができる。
 また、調子が良い日と悪い日の周期が分かってくれば、調子が悪い日でもそれなりにできる最低限の段取りを準備しておくことだってできる。
 
 このようになってくると、仕事もプライベートも結構変わるくらいの影響や効果が出てくる。
 調子が悪い日がいつもより続いていると感じた時も、睡眠や食事に気を付けたり、誰かに相談したり、病院に行ったりすることだって当たり前に対処することができるのだ。
 
 
 
 さて、体調管理に限らず、何事も、情報、経験、思い込み次第で対処も変われば、そこから得られる結果もまた変わるものである。
 物事に動じずにしっかりと見定めて成功を勝ち取ることもできれば、動じてしまい機を逃してしまうこともあるのだ。
 また、物事には段階というものもある。
 
 だからまずは、目の前で起こったことが何なのかをよく観察して、知識や情報を得たり、実際に対処をしてみて成功なり失敗なりの経験を積んでおくことである。
 
 それに伴って、「余裕、自信満々」、「できそう」、「無理そう」、「ヤバいすぐ逃げたい」などの判断をすることもできるようになってくるものなのだ。
 
 何かやる前からネガティブなことを思い込んでばかりいるから、いちいち情報に踊らされたり、他人の都合の良いようにコントロールされてしまうことになるのだ。
 
 
 
 物事に動じないようになるために、まずは最も手近なところである自分の体調について日々観察し、「調子が悪い日もがある」という前提を知ることである。
 
 そして、今日は調子の良い日なのか悪い日なのか、それとも今日一日の中で調子の良し悪しがあるだけなのか、ということを一喜一憂しないで分かっていくことから始めてみるとよいだろう。