自己成長を停滞させないためにできること メモ

 
 人間の脳は、ちょっとだけ難しい課題を課せられた時にドーパミンが最大限に分泌し、それに対応する間は本来の倍近くのパフォーマンスを発揮すると言われている。
 
 これを仕事に当てはめて考えると、普段から負荷が少ない楽な仕事ばかりしていると、こうした応援物質は出てこないということになる。
 誰にでも潜在的な力というものはあるのに、例えば今100の能力があってもいつも70くらいで仕事をしていると、自己成長には繋がりづらいということだ。
 
 だから、100から120くらいの間でできそうな目標や出来栄えを目指して、今の実力よりも少しだけ難しい課題に挑戦すると良い。
 そうすることで、先程の応援物質のドーパミンは大量に分泌されてくるし、本来の実力以上の力を発揮できるようになってくるのだ。
 
 もしかしたら、それが潜在能力と言われているものかもしれないし、本来持っている能力と言えるのかもしれない。
 いきなり難し過ぎることを一度にたくさん自分に課す必要はないが、ちょっとだけでいいから、一つだけでもいいから、昨日よりもより良く生きるために、新たな挑戦を試みていくことが大切である。
 
 
 
 もしも自分に課す課題があまりにも難しいものだと、そこで行動停止や思考停止に陥ってしまうというのもまた人間の特徴だろう。
 何とかして頑張ってできるようなことや、一日でも長く継続したり積み上げたりできることをやっていくということが、その人の成長を加速させるのだ。
 
 ドーパミンについては、意欲、記憶力、学習能力、集中力を高め、仕事などの作業のパフォーマンスも上げると言われる。
 それが、ちょっと難しいことに挑戦するだけで出てくるわけだから、物事の取り掛かりに多少腰が重いと感じることがあっても、最初の言ってだけでも始めてみる方が良いのだ。
 少し難しい課題が出てきた時にはにすぐに諦めて回避してしまうのではなく、あえて挑戦していくということが、頭が良くなったり、仕事の能力が上がったり、実力を高めていくためのきっかけにもなるし、コツでもあるし、大切なことなのだ。
 
 もちろん、ぼちぼちやっていく人にはそれなりの自己成長という結果が返ってくるが、ちょっと難しいことを攻めていく人は確実に成長していくことができるだろう。
 少しきつい状態を攻めていくということが、自らのパフォーマンスの向上に役立つということである。