なんとなく何も手につかなくて不安な時にした方が良いこと メモ

 
 なんとなく何も手につかなくて不安な時は、とにかく体を動かしてみることである。
 
 ①散歩
 ②ジョギング
 ③筋トレ
 
 不安とは、言い換えれば「さっさと行動しろ」という気持ちの表れとも言える。
 何もしないでいるからどんどん不安が強まっていくのだ。
 
 もしも過剰に睡眠時間が足りていないというのなら、栄養になりそうなものを食べたり飲んだりしてさっさと眠った方が良いが、睡眠は取れているのになんとなくやる気が起きずに自室に寝転がっているだけで、かつ不安が増幅していくのであれば、少し体を動かした方が良いだろう。
 
 ジョギングを20分30分やって汗をかいたり息が上がっている時や、筋トレで限界に近づいている時に、不安な気持ちを最大限まで増幅させることは不可能だ。
 また、趣味や好きなことなど何かに熱中したり没頭している時に、「不安だ、不安だ」となることも不可能だ。
 
 やってみればわかるが、他のことなど考える隙間がないのである。
 何もしないでいるから不安が生まれてくるのだ。
 
 だから、不安な感情で一杯になっていると感じた時は、何か他の行動を起こした方が良く、とりわけ体を動かした方が良い。
 もし体を動かすことから遠ざかり過ぎてしまっているのなら、散歩などして無理せず体を動かせそうなところから始めていけばよいだろう。
 
 
 
 人間の頭は、何もしていなくても、ただ寝転がっている時でさえ、何かを考えることが可能である。
 しかも、やる気がなく寝転がっているときほど、どうでもいいことや嫌な記憶やこれからの不安が増幅されていくものだ。
 「これが今日中に終わるだろうか」とか、「明日は○○さんは機嫌がいいだろうかとか」、「仕事がやり直しにならないだろうか」とか、考えても仕方がないことなのだ。
 
 もしそういう雑念が湧いてきたら、「今できることは何か」と考えて、重くても腰を上げ、現実にとれる行動を起こすことでしか、それらを振り払っていくことはできない。
 そうなるとやはり、今目の前にあることを片付けるということにしかならないのだ。
 
 それが難しいのであれば、体を動かして気分転換することだ。
 そうすれば、多少は気分転換ができ、時間も使うことになるから、「少し気持ちもスッキリしたからこの後は○○をしよう」とか、「今の時間は散歩ではなく〇〇をしておくべきだった」と自然となっていく。
 何か前向きなことを思いついたのなら、体を動かすことが終わったらすぐに取り掛かればよいし、まだ不安ならもう少し体を動かせばよい。
 
 不安というものは、実際に行動していくことでしか振り払うことができないのである。