メンタルの落ち込み具合に自分で気づく方法 メモ

 
 最近少し疲れを感じていたり、メンタル面で調子が悪いと感じて気にすることは誰にでもあるだろう。
 自分がメンタル疾患なのかどうかを自分で判断することができるのかと言うと、かなり難しい。
 なぜなら、もしそれが分かるのなら、自分で休息を取ったり病院に行ったりすることができるからだ。
 
 ただ、自分の調子や疲れ具合というのは誰もが考えるものなので、当然自分で自分のメンタルの状態を気にするということは起こり得る。
 では、そのメンタルの状態を普通の人が自分で判断するためには、どんなものがあるだろうか。
 ちなみに筆者はメンタル面の関連で病院に行ったことはないので、予防や対策などの一環のため備忘メモとして記しておく。
 
 
 
①興味・喜びの喪失がある
 今まで楽しいと感じていたことが楽しくなくなる、ということである。
 その人が、本来好きで楽しいはずの活動が、楽しくなくなったり全然やらなくなってしまう状態になるということになる。
 
 逆に言えば、「自分の時間では趣味などを楽しめている」と言うなら、メンタル的に健康だと言えるだろう。
 例えば仕事などで、疲れたり、嫌なことがあったり、落ち込んだりしていても、終業後には自分の時間を溌溂と楽しめていたり、仕事は仕事と割り切ってプライベートでは思いっきり楽しめるというなら、まだメンタル的に健全だということである。
 
 
 
②抑うつ気分がある
 気分がすごく落ち込んで、憂鬱で重苦しい状態のことである。
 特に朝起きた時に多く、気持ちが晴れなかったり目覚めが悪かったりして落ち込み、仕事や学校に行きたくなくなるというのが抑うつ気分である。
 
 そこまで行かなくとも、軽い抑うつ気分なら誰にでも起こりうるだろう。
 これが、午前中いっぱいずっと続くとか、落ち込んだ状態が何日も続くというなら、少しはメンタル面の不調を疑ってみた方が良いのだろうが、時々とか短時間というのなら普通の人でもよくあることだろう。
 この他にも、「何もしたくない」、「意欲が出ない」という状態や、注意・集中力障害と言われるような「言われたことや約束を忘れてしまう」、「忘れ物やミスが増える」という状態もある。
 
 
 
③社会生活に支障をきたす
 「仕事に行きたくない」、「仕事を休んでしまう」、「今日も行きたくない」、「もう無理」というような状態である。
 メンタル疾患かどうかの分かれ目を判定するには、「社会生活に支障をきたす」もしくは「本人が著しい苦痛を感じている」ということがその程度になると言われている。
 その水準になると、「仕事に行かれない」、「行っても仕事が手につかない」、「体力や精神力が極限状態で、やっていて明らかに厳しい」、という状態になってくるので、そうなると受信も視野に考えた方が良いと言われる。
 
 
 
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 ポイントとしては「鉄は熱いうちに打て」であり、重症になる前に早めに相談したり、診断を受けたり、治療をすれば回復も早いということだ。
 また、こうした基準や兆候というものは自分自身にも使えるのはもちろん、家族や友人、会社の同僚や部下や後輩などにも当てはまる。
 調子が悪そうな人の話を聞く時に、①や②についてそれとなく話に触れたり、念のため確認してみるだけでも、その状態を判断する支えにもなるだろう。