調子が悪い時は、大体において以下のような項目が当てはまることが多い。
・睡眠不足
・運動不足
・不規則な生活
・ストレスの蓄積
・飲酒
・喫煙
忙しい日常の中では、体を参らせてしまったり心が辛い状態に陥ってしまう時もあるが、基本的には日々の生活習慣やメンテナンスの流れを「整え直していく」という考え方が重要である。
調子が悪い時は、上記のような項目について立て直していくとよいだろう。
多くの場合は複数の要素が重なり合っていたり、ひどい場合は全てに当てはまって体調を崩してしまっている可能性も高いので、一線を超えて病気を発症させてしまう前に手を打っておくにことだ。
「医者いらず」という考え方や現代にも残っている知恵は大変重要である。
筆者は医者ではないので断定的には言えないが、医師にかかって治療や薬の処方をされる時、根本的な原因を特定して解決できるものはもちろんあるはずだ。
また、上記にあげたような項目の原因が、不摂生による生活習慣の乱れや、過剰な労働やストレスによる体調管理の乱れなどによるものの場合は、体に出ているその症状を緩和したり、人間が本来持つ回復力を呼び起こすための薬が処方されることも多いということは、医者でなくとも少なからず分かるはずだ。
その中で、自分で「これが原因」と分かっていることであれば、それが悪い習慣であればあるほど、早いうちに自分で対処を試みておくとよい。
では、どのように整えていったらよいだろうか。
・睡眠時間を7時間以上とる
・定期的に有酸素運動や筋トレをする
・夜更かしをしない
・朝寝や二度寝をしない
・偏食や過食をしない
・腹八分目にする
・断酒する
・禁煙する
・朝起きたら日光を浴びながら散歩をする
というように、健康な生活習慣を心がけて整えていくと良いだろう。
特に夜更かしについては、夜になっても煌々と部屋の明かりを点けていたり、いつまでもテレビやパソコンやスマホを見たりして睡眠時間を削っている、ということが多いのではないだろうか。
きちんと規則正しい生活をして睡眠時間を確保できていれば、自力で栄養を取れないなどの特定の場合を除き、体の基本的な治癒力は発揮できるはずであり、体を修復したり疲れを回復させたりできるものである。
調子が悪いという状態が仮に冒頭の例に当てはまり、生活を全く変えることができないままだとしたなら、体や心を壊してしまって薬を飲むことになったとしても、なかなか治るはずもないのだ。
生活習慣を整えていくことは、自分自身でやらないと何も変わらない。
きちんと睡眠や休息を取ったり、適度に運動したり、夜更かしをせず規則正しい生活をしながら、その上で通院して処方してもらった薬を飲むなどしていれば、治りだって段違いに早くなるのは当たり前なのだ。
健康な体や生活というものは、土台がしっかりしていれば積み上がっていくものだ。
だから、「自分から立て直そう」と思い、「今よりも少しでも良い状態に改善しよう」と思って実際に取り組んでいくことが大切である。