体重を20kg以上減らした頃に気にしていたこと


①一日一回は空腹を感じる
 身体の声というか、サインを感じられるようにしてみるとよいです。
 朝は空腹で目を覚ますか、目覚めて5~10分程度で空腹を感じられるように、夕食を摂り過ぎないようにしたり夜食や深酒は必ず避けるようにします。
 昼食、夕食は、食事の時間の前頃にお腹が鳴るように、各食事の量を毎日少しずつ調整して食べ過ぎたり間食を摂り過ぎないようにします。

 こうすることで、自分の体の周期や、自分の腹八分目の量というものを少しずつ把握していきます。
 それと同時に今までいかに体に負荷をかけていたか、食事に偏りがあったかなども知るようにします。
 そうしていくことで体重も、一気にではありませんが自然に減っていき、体が少しずつ軽く感じるようになってくるので、本格的な運動を考え始めていくのもよいでしょう。

 結局、「お腹も減っていないのに時間が来たから食べる」とか、「体調や空腹度合いによって食べる量や内容を調整すればいいのにしない」とか、「自炊にしろ外食にしろ好きな食べ物の範囲でしかメニューを選んでいない」とか、「お腹がすくほど動いていない」とか、そんなことばっかりやっているから減量が必要になるのです。

 

②意識して運動量を少しだけ増やす
 今の生活環境の中で無理な負荷をかけない範囲で、そもそもの運動量を上げるようにすることです。
 例えば、散歩をする、数回単位で筋トレを始める、車より自転車を使う、自転車よりも徒歩、エスカレーターよりも階段など、よく言われていることです。

 運動のみで減量することは実際にはなかなか難しいのですが、食事で変化が出始めたら運動の頻度を少しずつ上げていくようにすると体が少し軽くなっているので、とっつきやすいし継続しやすいです。
 両方同時にやることに関して触れないのは、どちらかで少しでも結果が出始めていなければ、どうせ両方ともやらないからです。

 また、数回単位で筋トレを始めると書きましたが、今2~3回でも怪しいレベルの腕立て伏せを、学校の部活と同じレベルで10回単位の増減で固定して自分に課しているからプレッシャーや面倒臭さに勝てないのです。
 別に毎日一回ずつ増やしていったって、負荷を変えつつ上限を7回としたっていいから、継続することが大切です。
 堂々と膝立腕立て伏せ1回からチャレンジすればよいのです。

 結局、「やるならジムに行かなければならない」とか、「いいスポーツウェアを今持っていないから」とか、「しばらくまとまった時間がとれそうにない」とか、「今ちょっと見たいドラマがあって」とか、そんなことばっかり言っているから減量が必要になるのです。
 早い話が、摂取した以上に消費していないのだから、もっと動く量と時間を増やせということなのです。
 さらに、今持っている持ち物を使って、もしくは体一つあればできることから、ちょっと頭を使って始めればよいだけなのです。

 

③定期的に歯医者に行く
    口内環境と肥満の関係を知り、改善させていくことが大切です。
 「口内環境 肥満」でネット検索すればたくさんの情報が出ているでしょうが、少なくとも医師や学会などの信憑性の高そうなところから情報を得て判断するとよいでしょう。

 さて、定期的には歯科検診に行くことで、


 (1)虫歯による咀嚼回数の減少を防ぐ
 (2)歯周病などで発生した毒素による全身への悪影響を防ぐ
 (3)自分では気づけない箇所やリスクを診てもらえる


 というくらいのメリットは素人から見ても明らかです。
 3~4か月周期などの一般的で定期的な検診でよいので、自分のどのスケジュールよりも先に、とりあえず予約だけでも済ませるようにするとよいでしょう。

 結局、「今そんなことしてるお金がないから」とか言うのは、そもそも健康や予防に対する意識の低さが影響しています。
 普通に生きていれば基本的には口からしかものを食べられないのが分かっているはずなのに、その手入れすら怠るのですから。
 だから、下味も、香り付けも、使われている材料も、産地も、食品表示欄も、栄養価欄も一切何にも気にせずに、平気で口にモノを入れてしまうのです。