心が乱れている時に精神的に落ち着かせるための対処法


1. 自分の世界観をいくつも持っておく
 ①世の中を楽しむ視点
  仕事、趣味、家族、友人、恋人との人間関係など、それぞれの中で自分なりに世界観を持っておき、一つ一つを切り分けて考えて楽しんでいくとよいです。
  その内のどれか一つでもうまくいっているところがあればそこを重点的に楽しむことで、他のどこかが不調でも、「別の面で楽しもう」と思える気持ちや選択肢ができ、気持ちが少し楽になるでしょう。
  ただ、あまり厳格にしたり一つだけに絞り込んだりせずに、例えば漫画の週刊誌などで毎週複数の漫画を並行して楽しんだり、息抜きの時に様々なジャンルのゲームを楽しむ時のような、気楽な感覚でいるのがよいです。


 ②自分の中では絶対に裏切られることのない世界を持つ
  (1) 成長の過程や結果が分かりやすいもの
   ・運動や勉強など。
   ・自分を鍛えれば鍛えた分だけ成長が実感できる行為。

  (2) 既に世の中に出回っていて、その中身自体はこれから変わることがないもの
   要は、オタクやマニアと言えるくらいに自分がハマれる分野のことです。
   ・映画、音楽、写真、ゲーム、アニメ、芸術作品など。
   ・見たり聞いたりするだけで、楽しいし幸せな気持ちになれるもの。

 

2. 他人に期待しない
 普段から「自分がどう考え行動していくのか」に注力するとよいです。
 なぜなら、他人はあなたにとって良い事だけをもたらす存在ではありませんし、また、あなたの思い通りにコントロールできる存在でもないからです。
 お互いに今が良い関係にあるだけで、いつかはそうでなくなることもあるのです。

 自分のことをそれなりにきちんと管理できているからこそ、誰かの助けを得るなどあり得ないことが起きた時には「ありがとう」と言えるし、その反対に、他人に期待して甘えたり依存したりしているままだと、いざ事が起きた時に「裏切られた」と感じてしまうのです。

 こういうことを分かっている人達は、「すべての失望は期待から生まれる事である」ということも、「他人に期待しないようにすると失望する事もないので気持ちも安定しやすい」ということも知っているのです。

 

3. 自分が「おいしい」、「好き」、「お気に入り」と思うものを食べる(飲む)
 脂質を摂るとエンドルフィンが出て、気分が楽になりストレス耐性も上がるため、精神的に安定すると言われます。
 もちろん、健康に影響が出るほど偏食したり過剰にとるのはよくありませんが、そのようなものを予め自分で分かっておくと、気分が乱れている期間が続いて辛い時の対策がしやすいかと思います。
 また、おいしいものはドーパミンが出やすく、快いと感じたり何かの報酬のように感じたりできるため、一時的な対処として良いかもしれません。

 一例として、
 ・ラーメン
 ・チョコレート
 ・肉料理、など。

 摂り過ぎにはお気をつけてどうぞ。