性格が悪くなる習慣とその対処法


①性格が良い人、悪い人の違い
 一昔前は性格は変えられないと言われていましたが、1990年頃からは脳科学や遺伝学の発展で、性格は遺伝のみによらず、想像以上にしなやかに変化することが分かってきました。

 ●性格が良い人
  ・心が豊かな生活
  ・運勢がいい
  ・信用がある
  ・人に好かれる
  ・仕事が順調

 ●性格が悪い人
  ・トラブルが多い
  ・成績が悪い
  ・だんだん孤独に
  ・運勢が悪い
  ・寿命が短い

 

②性格を悪くしてしまう習慣
 (1) 性格が悪い人と付き合っている
 人の性格や考え方は、周囲の人間や環境によって形作られる一因が大きいとされます。
 中でもネガティブな感情を持ち続けることは、ポジティブな状態でいるよりも7倍も影響力が高いとされます。
 加えて、表情、姿勢、声の出し方などにもよるとされますので、意識をしないで流されるままでいると、人格を下げることにそれほど時間はかからないと言えるでしょう。


 (2) 運動不足
 ただの運動不足もそうでしょうが、不真面目、わがまま等に陥って行動を起こせずにいると、(1)に匹敵するくらい悪くなると言われます。
 ウォーキングであれば、週150分程度行うとよいとされます。

 (3) 悪口ばかり言ったり考えたりしている
 他人や自分の欠点、弱点、気に入らないところを見つけ出すことは、それ専門の脳トレをしているのと同じです。
 ネガティブなこと・ものばかりが目に付くようになり、それに反応する脳になってしまうでしょう。

 

③性格を良くするため初歩的な対処
 感謝する(ただし効果は短い)、たくさんの自然と触れ合うなど、いくつか紹介されることもありますが、最も簡単で効果が長いのは、「他人にしてあげた良いこと、親切をしたことを思い出す」ことです。
 時々でもよいですし、日記など定期的な期間で紙に3つ書き出してみるのもよいです。
 また、以下もちょっとした意識でできそうです。


 ・募金した、売り上げの一部が募金となる商品を買った
 ・電車やバスなどで他人に席を譲った
 ・他人が困っていることを手伝ったり、快く教えてあげた
 ・日頃の感謝を込めて贈り物をした、など。


 「自分は意外と良い人だな」と感じる行動をすることで、セルフイメージも高まります。
 人は、セルフイメージの通りの人になることがほとんどです。
 無理してお金や時間をつぎ込まなくても、上の例のようなことであれば、優しい行動や親切な行動が増えるほどよい傾向に向かっていくことになるでしょう。